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留学体験記 フランス・語学研修「私を変えた夏!」

国際日本学部2年 水沢 藍子

8月2日から31日の約1カ月間、フランスのリヨン・カトリック大学で語学研修に参加しました。もともとフランス語に興味があり、大学では第二外国語として履修をしていましたが、やはり現地に行って会話の上達を図りたいという思いから、この研修への参加を決めました。

まず初日には、レベルごとにクラスを分けるためのテストが実施されました。内容は作文スタイルで、文法を中心に勉強していた私にとっては難しい問題でしたが、知っている単語を使って乗り越えました。結果、私のレベルを上回るクラスに振り分けられてしまい、授業中はかなり苦労しました。先生の言っていることはほぼ分からず、周りの学生が休み時間にフランス語で雑談しているのを見て、非常にショックを受けました。しかし、たまに先生の質問が理解できたときには、単語一つでも答えるようにし、クラスメイトには片言のフランス語で話しかけるなど自分なりに努力をしました。

授業では、2人組であるテーマについて話し合ったり、調べものをしてまとめたものをクラスで発表したりと、実際にフランス語を話す機会が多く設けられていました。さまざまな国から参加しているクラスメイトたちが積極的に質問している様子を見て、私も刺激を受けました。そして学校の授業だけでなく、友達との会話や寮の部屋に置いてあるテレビまで、あらゆるものが私にとって勉強になりました。

また休日には、リヨン市内の美術館や博物館を見学したり、少し遠出をしてモンブランに登ったり、世界遺産のポン・デュ・ガール(水道橋)を見たりと、充実した時間を過ごすことができました。語学だけでなく、フランスの文化も学べたことは非常に良い機会だったと思います。そして今回の研修を通して、もっと海外に目を向けたいという気持ちが強くなりました。もし海外へ踏み出すのに戸惑っている学生がいれば、ぜひその気持ちを大切にしてあと少しだけ勇気を出してほしいと思います。