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ガバナンス研究科・マレーシア幹部公務員への研修を実施



専門職大学院ガバナンス研究科は、マレーシア政府が設立した幹部公務員養成機関「ラザック・スクール・オブ・ガバメント(RSOG)」と共催で、同国の州政府における幹部公務員(州政府地域調整官等)8人を対象とする研修を実施した(今回で5回目)。

この研修は「A Quest for Governance in Asia」を総合テーマとして、8月に日本、11月にマレーシアで開催。主なテーマは「地方自治体におけるガバナンス」「地方自治体におけるリーダーシップ」「防災・危機管理」で、講義やワークショップで構成された。講義を踏まえ、8月23日には行政と住民の協働事例として、東京都墨田区の一寺言問地区、向島百花園、本所地域プラザを視察。8月24日には茨城県境町の橋本正裕町長(本学ガバナンス研究科修了)のもとを訪れ、行政施策の各種視察を実施。翌25日には、茨城県水戸市の高橋靖市長(本学政治経済学研究科修士課程修了)を訪問し、危機管理に関するヒアリングや同市の災害対策施設の視察を行った。

東京での研修を踏まえ、11月26日~29日には自国マレーシアで実際の施策導入に向けた発表会および検証・評価会が同国サラワク州ミリ市で開催された。各参加者の発表に対して、ガバナンス研究科の市川宏雄研究科長(都市計画)、専攻主任の田中秀明教授(財政学)、専門職大学院委員の長畑誠教授(コミュニティ・NGO/NPO論)が講評を行い、それぞれ地域発展を支えるための具体的な導入方法を検討した。11月29日には、長畑教授がRSOGとミリ市の共催で地域の幹部公務員対象に「効果的なコミュニティ参画」と題した特別講演会を実施した。

ガバナンス研究科は、こうした研修の実施などを通じて、諸外国の関係機関との相互協力を進めるなど、国際貢献にも力を入れている。
(専門職大学院事務室)

専門職大学院ガバナンス研究科 2期入学試験(2017年4月入学)

  • 出願期間:1月6日(金)~16日(月)当日消印有効
  • 入学試験日:2月4日(土)
  • 合格発表日:2月7日(火)
  • 入学手続期間:2月8日(水)~16日(木)当日消印有効
※詳細は、ホームページ上の入学試験要項をご確認いただくか、専門職大学院事務室までお問い合わせください。