Go Forward

「母校への思いを未来へ」成井 政仁(1996年 農学部卒、2003年 政治経済学研究科修了)

ここ何年かわずかな額ですが、未来サポーター募金に寄付してきました。卒業して20年、先日のホームカミングデーでもこころなし寄付いたしました。

私が毎月寄付を始めたのには一つのきっかけがありました。数年前とある演劇で新島襄の役を頂きました。現在私は小学校の教員をしており、新島の役はとても名誉であり同時にプレッシャーでもありました。その時、新島と同志社について調べ、彼の生涯と不屈の精神に感銘し深く尊敬するようになりました。しかし同時に「明治はどうなんだ?」とふと思いました。

明治の3人の創設者の名前は知っていたものの、どのような歴史があり今日まで続いてきたのか、恥ずかしながらほとんど知りませんでした。これを機に岸本辰雄先生や明治法律学校の歴史を調べ始め、他に例をみない格調高い「設立の趣旨」、いく度の廃校の危機に遭いながらも創設者たちが私財を投げ打って学校を繋いだことなど調べれば調べるほどすばらしい歴史と伝統を持っていることを知りました。ここに至って明治に対する誇りと愛校心をより強め、母校のために何かできないかと考え、学生と未来のためにサポーター募金を始めました。

私も教育に携わる者として、岸本先生を敬愛し(もちろん新島襄も)、先生が教育にかけた情熱の何万分の一でも受け継いで、子どもたちの教育に臨んでいきたいと思っています。明治大学がこれからも益々発展し、多くの若者たちが明治を巣立って活躍していくことを願っています。