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シンポジウム「マンガ文化の保存拠点計画」

新たな拠点の創出について意見交換した青木氏(右)と土屋学長

文化庁の「平成29年度メディア芸術連携促進事業」の一環として、マンガ文化の展示、保存、アーカイブ構築に関わる内外の専門家を招き、拠点施設の実施に向けたさまざまな角度からの検討を目的としたシンポジウム「マンガ文化の保存拠点計画」が11月23日、駿河台キャンパス・グローバルフロントで開催された。

アカデミックフェス( 1面参照)の中で行われた同シンポジウムでは、冒頭、司会を務めた森川嘉一郎国際日本学部准教授からの趣旨説明に続いて、元文化庁長官で現在は国立新美術館長の青木保氏と土屋恵一郎学長による基調対談が行われた。

対談の中で青木氏は、国内のマンガ・アニメ施設にまつわる議論やイベントの海外展開、学術的な研究拠点の重要性などを話題に挙げ、「こうした日本が誇れる文化をアジアそして世界に発信していきたい」と述べた。土屋学長は、国際日本学部での取り組みやマンガを起点とした北京大学との連携、米沢嘉博記念図書館をはじめ本学所蔵の充実したコンテンツについて紹介し、「政府が構想するナショナルセンターの設立に向け、明治大学も協力していきたい」と今後の展開に期待を寄せた。

その後も、「世界最大最強のアーカイブ・システムを構築するには?」「日本のマンガにおける同人界と商業界の複層構造」「マンガ・アニメ・ゲームのアーカイブ」「マンガ・アニメ・ゲームの施設間連携に向けて」の4つのセッションが行われ、漫画家や編集者、研究者や評論家らが議論を深めた。