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大学史資料センター&阿久悠記念館 トークイベント「父を語る(承前)」開催

父への思いを語る深田氏(左)と上村氏

明治大学史資料センターは1月20日、トークイベント「父を語る(承前)」を同センター所管の阿久悠記念館内で実施した。同館で開催中の特別企画展示「阿久悠と上村一夫」(2月25日まで)との連動企画。

作詞家・作家阿久悠氏(1959年文学部卒)と、漫画家・イラストレーター上村一夫氏(1940-1986)は深い知友であり、阿久氏シナリオ・上村氏作画による漫画『悪魔のようなあいつ』(1975年)など多数の共作を発表した。昨2017年は両氏のそれぞれ作詞家・漫画家デビュー50年にあたったこともあり、今回のイベントが企画された。

阿久悠記念館運営副委員長の冨澤成實政治経済学部教授によるあいさつの後、深田太郎氏(株式会社阿久悠、阿久氏長男)と、上村汀氏(上村一夫オフィス、上村氏長女)が登壇。話題は阿久氏と上村氏の生誕、青年期、広告代理店・宣弘社での出会い、その後の漫画共作や交流に関することから、上村氏が重要な役割で描かれる昨年放送のテレビドラマ「時代をつくった男 阿久悠物語」、上村氏のイラストがジャケットに採用されたレコード会社7社共同企画「阿久悠メモリアル・ソングス」まで、没後もいまだに話題の絶えない、時代を創ったクリエイターである両氏について深く熱のこもった対話が行われた。

満員の聴衆で埋め尽くされた会場は、対話に熱心に聞き入るとともに、小冊子や特製カレンダー等、深田・上村氏提供のプレゼントに沸く一幕もあり、盛況のうちに閉会となった。

特別企画展示「阿久悠と上村一夫」

会 期
(2期)
1月8日(月)~2月25日(日)
会 場 明治大学阿久悠記念館(駿河台キャンパス・アカデミーコモン地下1階)
開館時間 10:00~17:00  入場無料