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米子東高校の生徒が生田で実験実習

スーパーサイエンスハイスクール事業による研修の一環で

実験体験では小山内専任講師が分かりやすく解説

明治大学は3月19日、鳥取県立米子東高等学校スーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業による研修を、生田キャンパスおよび駿河台キャンパスで実施した。

この研修は、米子東高校が文部科学省からSSHに認定されたことに伴い実施されたもので、同校・自然科学部の1・2年生9人が来校。農学部・小山内崇専任講師の「環境バイオテクノロジー研究室」で最先端の実験実習を体験した。
実験では、各自がミドリムシ(ユーグレナ)の顕微鏡用サンプルを作製し、光学顕微鏡を用いて、動物のように鞭毛で自由に動くことを観察。また、先端研究で使われる自動タンパク質精製装置を使用して、藻類から抽出したフィコシアニン(ソーダ味のアイスにも使われる食用色素)の分離・精製作業を行った。その後生徒たちは、駿河台キャンパスに移動してリバティタワーを見学した。

生徒を引率した同校の宮本圭介教諭は「フィコシアニンの製造方法といった特許技術についても分かりやすい説明があり、貴重な体験をすることができた」と話した。

鳥取県は、明治大学の創立者の一人で初代校長の岸本辰雄先生の出身地であることから、各種の連携事業を推進している。(企画課)