Go Forward

法学部・大学史資料センター共催 刊行記念シンポジウム『山崎今朝弥—弁護士にして雑誌道楽』を開催

学生を前に講演する村上教授

法学部と大学史資料センターは11月16日、『山崎今朝弥—弁護士にして雑誌道楽』(山泉進・村上一博編著、論創社刊)刊行記念シンポジウムを和泉キャンパス第一校舎415教室において開催した。

山崎今朝弥(1901年法卒)は、現在の長野県岡谷市出身の弁護士で、社会的弱者、社会主義者、アナキストなどの弁護を務めた。自由法曹団の創設にかかわったことでも知られる。弁護士として活動する一方で、『地震憲兵火事巡査』などの著書を残し、また数多くの雑誌発行に携わった。その行動や文章から「奇人」と評されることもしばしばである。
会場には、学生を中心に200人を超える聴衆が集まり、村上一博教授(法学部長、大学史資料センター所長)や山泉進名誉教授(前大学史資料センター所長、学長特任補佐)らの講演に耳を傾けた。『山崎今朝弥』については、本誌本棚に吉田悦志教授(図書館長、国際日本学部教授)による紹介記事がある。 (大学史資料センター)