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明治大学博物館 特別展「立体錯視の最前線」オープニングセレモニーを開催

(左から)井上博物館長、杉原研究特別教授、土屋学長 錯視作品の解説を行う杉原研究特別教授 展示されている錯視作品のひとつ

明治大学博物館は7月11日、特別展「見えているのに見えていない!立体錯視の最前線」のオープニングセレモニーを開催した。これは、明治大学先端数理科学インスティテュート(MIMS)の研究成果である立体錯視作品等を77点(うち、錯視立体作品は61点)展示した特別展で、駿河台キャンパス・アカデミーコモン地階の博物館エントランスにおいてセレモニーが行われた。

主催者を代表して土屋恵一郎学長のあいさつで開式。本学に設置されている総合数理学部と先端数理科学インスティテュートを紹介し、「立体錯視は実社会でも応用されており、さまざまな錯覚の世界を楽しんでいただきたい」と特別展にかける思いを語った。

さらに、作品を設計した杉原厚吉研究・知財戦略機構研究特別教授が登壇。現在進行形で研究が続く立体錯視の展示に至ったのは、大学博物館という背景があったからこそとした上で、「現象数理学は、未知の分野に数学を持ち込み、物事を理解して役立てようというもの。最先端の研究成果に触れていただきたい」と、見どころを紹介した。

土屋学長、杉原教授、博物館長の井上崇通商学部教授の3人による錯視モニュメントとの記念撮影に続き、セレモニー参加者を展示室内に招き入れて、杉原教授自らによる作品の解説が行われた。目の前で次々に起こる錯覚体験に、参加者からはどよめきの声が上がるなど、終始和やかな雰囲気のセレモニーとなった。

特別展では、脳がある立体を認識しているにも関わらず、錯覚が起こってしまうという不思議な体験を提供している。さらに、錯視現象はなぜ起こるか、立体錯視作品はどのように制作されているか、その理論的な部分も解説。9月8日まで開催されている。

見えているのに見えていない!立体錯視の最前線

  • 〈会  期〉
    7月13日(土)~9月8日(日)
    ※8月10日~16日・18日は休館
  • 〈開館時間〉
    10:00~17:00(最終入場16:30)
  • 〈入場料〉
    無料