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ヴェネチア国際建築展 日本館の企画・構成に門脇准教授

企画内容の説明を行う門脇准教授 日本館外観イメージ(写真=国際交流基金)

7月8日、国際交流基金本部(東京都新宿区)で行われた、2020年5月からイタリアで開催される「第17回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展」日本館展示の記者発表において、日本館のキュレーター(企画責任者)に、理工学部の門脇耕三准教授が選ばれたことがわかった。

展示テーマは「エレメントの軌跡—建築の生産の連鎖をデザインする」。1960年代の日本の木造住宅を解体して建築展会場・日本館の展示スペースに運び込み、現地の資材などを加えながら新たな建築物として再構築することによって、約半年間の会期を通じて展示内容が変化していく過程を表現するという企画。

記者発表には、建築展事業委員会の委員長である三宅理一東京理科大学客員教授が登壇。複数の建築家によるコンペティションの結果、門脇准教授の提案が選出され、タイトルや企画内容の見直しを経て、展示企画ならびにキュレーターが決まった旨、説明があった。

続いて、門脇准教授が企画内容を紹介し、「建築の価値について改めて考え、建築展のポジティブなビジョンを示したい」と意気込みを見せた。

ヴェネチア・ビエンナーレ

1895年の最初の美術展開催以来120年以上の歴史を持つ、イタリアの都市ヴェネチアの市内各所を会場とする芸術の祭典。建築展は美術展と交互に隔年開催されていて、日本は1991年からこの建築展に参加している。第17回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展は、2020年5月23日から11月29日に開催される予定。
詳しくは国際交流基金ホームページにて
http://www.jpf.go.jp/j/about/press/2019/018.html