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「現代社会と向き合う 国際化と多様性」—情報コミュニケーション研究科創設10周年記念シンポジウム

パネルディスカッションの様子

明治大学大学院情報コミュニケーション研究科は12月7日、シンポジウム「現代社会と向き合う 国際化と多様性」を開催した。これは、同研究科の創設10周年を記念して企画されたシンポジウムで、第1部は「科学・社会・コミュニケーション」、第2部は「東アジアにおける拍舞の伝承と創造」をそれぞれタイトルにした2部構成で行われた。須田努情報コミュニケーション研究科長のあいさつから始まった第1部は、テーマⅠとして「『フェイク』をめぐる市民リテラシーの確立に向けて」と題し石川幹人情報コミュニケーション学部教授をはじめとした教授陣や大学院生がそれぞれの研究成果を発表したうえで、大黒岳彦同学部長の司会のもとパネルディスカッションを行った。テーマⅡでは、「越境と家族—生活者視点の再考」として、根橋玲子同学部教授らのプレゼンテーションののち、高馬京子同学部准教授の司会でパネルディスカッションが行われた。

第2部では「成均館大学校大学院芸術学研究科との舞踊セッション」を副題に、波照間永子同学部准教授の司会で琉球舞踊「四つ竹」、韓国舞踊「牙拍舞」等の考察と演武の実演を行った。

来場者は現役生だけでなく、OB・OGも多数参加し、教授らとの久しぶりの再会に喜ぶ姿が多く見られた。また、本会はフェイクニュースや移民問題、舞踊等、同研究科の研究範囲の広さを改めて感じさせるシンポジウムとなり、参加者は熱心に耳を傾けていた。