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女性のためのスマートキャリアプログラム 「女性のためのリカレント教育推進協議会」発足記念シンポジウムを開催

リカレント教育の推進には、企業側の理解が必要と訴える小川教授

明治大学は、12月5日、日本女子大学をはじめとする女性のためのリカレント教育課程・プログラムを運営する5つの大学とともに、「女性のためのリカレント教育推進協議会」を発足させた。発足にあたり、「女性のためのリカレント教育の社会的役割—日本社会の持続的な発展のために—」をテーマとする記念講演会およびシンポジウムを同日、日本女子大学(文京区)で開催。再就職を目指す女性たちのみならず、大学・官庁・企業・マスコミ各社等から150人を超える来場者が集まった。本学からは、「女性のためのスマートキャリアプログラム」プログラムコーディネーターである小川智由商学部教授が登壇した。

講演会では、文部科学省、厚生労働省、日本経済団体連合会がそれぞれの立場でリカレント教育の活性化に向けての取り組みを紹介。いずれもSociety5.0時代のあり方に触れ、「リカレント教育修了者をどのように企業で生かすか」「産官学が多様性を認め、受け入れることが喫緊の課題である」などについて考察した。

シンポジウムでは、はじめに各大学からリカレント教育プログラムの概要や特徴の紹介があり、続くディスカッションでは、女性の社会進出(活躍)を推進するために大学が社会に貢献できることはなにか、また、地域による「学び直し」の機会格差を大学としてどのように是正できるかなど、リカレント教育を取り巻く課題について、さまざまな側面から熱い議論が交わされた。

同協議会は、今後も相互に連携をとりながら、問題点の共有と解決に向けての検討を行うとともに、社会的認知のため啓発活動、関係官庁への提言などを行う。
(社会連携事務室)