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鵜澤總明元総長の旧蔵書・資料を受贈



大学史資料センター(センター長=村上一博法学部長)は、本学総長をはじめ大学行政に関わる要職を歴任した鵜澤總明氏の旧蔵書・資料について、遺族から提供の申し出を受け、近く正式に寄贈される見込みである。

同センターでは、本学の創立140周年を記念して、『鵜澤總明と明治大学』(仮称)の刊行、および鵜澤總明文庫の開設に向けて準備を進めていることから、旧蔵書・資料は、鵜澤研究への活用が大いに期待されるとともに、整理・目録化したうえで、一般の利用にも供される予定である。
(大学史資料センター)

鵜澤總明(うざわ・ふさあき)1872~1955年
1900年東京帝国大学法科大学卒。法学博士。人権派弁護士として知られ、関わった事件は、日比谷焼打事件、大逆事件、血盟団事件、帝人事件、相沢中佐事件など。戦後の東京裁判では弁護団長を務めた。1901年9月から明治法律学校(明治大学)の教壇に立った。1912年に設立された付属中学の初代校長を務めたほか、総長(1934~1938、1943~1946、1949~1955年)、理事長、法学部長等を歴任した。