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高さ約3メートルのバルーンめいじろうが完成 — 総合数理学部の五十嵐准教授と杉山恭之さん(2年)が設計を担当

完成した高さ約3メートルのバルーンめいじろう 設計を担当した杉山さんと五十嵐准教授(写真右)

このほど大学公式キャラクター「めいじろう」の大型バルーン(エアロフィギュア)が完成した。これは、本学創立140周年事業の一つとして計画され、総合数理学部の五十嵐悠紀准教授と杉山恭之さん(2年)が設計図を制作したもの。送風機で空気を吹き入れると、丸みのある愛らしいフォルムで高さ約3メートルのめいじろうが現れる仕組み。

五十嵐准教授は、ぬいぐるみやバルーンなどの設計・制作の工程について、コンピュータグラフィックス(CG)を活用し、誰でも簡単にできるような作業支援システムの研究を続けてきた。このシステムとCG制作ソフト「ブレンダー」を組み合わせ、杉山さんがバルーンのもととなるめいじろうの立体モデルとその展開図を作成。約3カ月の制作期間を経て完成させた。

バルーンとして成り立たせるために、「単純な3DCGモデルであれば、耳や足などのパーツは見た目上つながっていればよいが、内側から空気を送り込むシミュレーションを行い、膨らませた後の形が思い通りになっているか確認していった」(五十嵐准教授)、「形を維持しながら縫い合わせられるように、辺や点の配置を細かく修正する作業に苦労した」(杉山さん)と制作上の工夫があった。

完成したバルーンめいじろうは、オープンキャンパスや学園祭などの大学行事でSNS「映え」スポットとして披露される予定。また、五十嵐准教授と杉山さんがバルーン制作を振り返る対談記事について、本学140周年記念サイト(https://www.meiji.ac.jp/140th/)に掲載が予定されている。