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新学期に向けて感染症拡大防止対策が進む —二次元コードによる入構管理を導入、啓発動画の公開も

二次元コード読み取りを案内するポスター 自習室での感染防止対策の例(駿河台キャンパス)

2021年度の授業開始に向けて、大学内の新型コロナウイルス感染症拡大防止対策が進められている。これは、4月1日より大学の活動制限指針レベルが1に引き下げられ、対面授業の7割実施が想定されているため(第747号既報)。各キャンパスおよび教室内、その他の個所で三密(密閉・密集・密接)の回避を目指して取り組みが行われている。

4月1日以降、各キャンパス・校舎で学生証の読み取り、もしくはスマートフォンを活用した入構管理が行われる。後者は入口や教室・共有スペースなどに大きく印刷された二次元コードが掲出され、学生はスマートフォンでコードを読み取り、遷移先のホームページで学生番号の入力などを行う。記録は2週間までさかのぼって確認でき、自身の行動履歴の管理に活用できる。

各教室にはアルコール消毒液と教卓用の飛沫防止パネルが設置される。収容定員は3分の2以下を標準とし、通常教室では座席間隔を1メートル程度確保。ただし、やむを得ず収容定員どおりとなる語学教室、メディア教室、実験室等においては、各座席へのパーテーションの設置などの感染予防策が講じられる。さらに、食堂、学生ラウンジ、メディア自習室などの各座席にパーテーション、事務室窓口に飛沫防止シートが設置される。また、施設内の換気も徹底され、不足箇所においてはサーキュレーターが設置される。これらの施設・設備の準備に加えて、全学生への除菌シートの配布が行われる。

大学の取り組みや、感染拡大防止に配慮した学生生活上の注意事項などをまとめた啓発動画とデジタルリーフレットが制作され、4月2日から大学ホームページなどで公開される。大学は、学生と父母に安心して通学してもらえるよう、引き続き取り組みを強化していく方針。

2021年度授業運営に向けたキャンパス内、教室内の感染予防策について(明治大学ホームページ)
https://www.meiji.ac.jp/koho/natural-disaster/6t5h7p00003ajyfe.html