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創立140周年記念事業 動画講演会「誰一人取り残さない大学をどう実現するか」を公開

秋山さん(左上)など、卒業生・在学生による講演が公開されている

「誰一人取り残さない大学をどう実現するか—多様な視点から考える—」と題した動画講演会が、10月15日、明治大学創立140周年記念サイトで公開された。

この講演会は、「誰一人取り残さない」というSDGsの基本理念に則り、誰もが個々の能力を存分に発揮し、平等に教育・研究等の活動をキャンパスで実現できるよう考えるとともに、多様性の尊重と包摂性への理解を深める機会とすることを目的として企画されたもの。

基調講演として、本学校友で、ロンドン2012パラリンピック女子100m背泳ぎ金メダリストの秋山里奈さん(2010年法学部卒、2013年大学院法学研究科博士前期課程修了)が登壇。秋山さんは、「視覚障がいを持った学生」と「学業とスポーツを両立しようとした学生」の2つの立場から、自身の学生生活を振り返った。受験時や入学後の支援体制、競技に打ち込みながら修士論文を書き上げたエピソードを紹介し、「明治大学は、学生本人に学びたいという意欲があれば惜しみなく支援をしてくれる、誰一人取り残さない、誰に対しても開かれた大学です」と述べた。

基調講演に続き、「障がいのある学生の視点から」「多様な性の視点から」「理系(若手女性)研究者の視点から」と題した3本の動画が公開されている。動画の制作は、男女共同参画推進センター長である浜本牧子副学長(学務担当、農学部教授)を中心に、障がい学生支援室、レインボーサポートセンター、男女共同参画推進センターの各機関が行い、卒業生や在学生が出演している。

動画講演会の公開に当たり浜本副学長は、「本学の卒業生・在学生の方々に、学生生活での経験や、磨かれた『個』、今後大学に期待することなどについてお話しいただきました。多くの皆さまにご視聴いただければ幸いです」とコメントした。

動画講演会「誰一人取り残さない大学をどう実現するか—多様な視点から考える—」
https://www.meiji.ac.jp/140th/project/08/