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2012年度入学式を挙行しました

2012年04月07日
明治大学

新入生は明大生としての第一歩を踏み出した新入生は明大生としての第一歩を踏み出した

告辞を述べる福宮賢一学長告辞を述べる福宮賢一学長

祝辞を述べる日髙憲三理事長祝辞を述べる日髙憲三理事長

午前の部「宣誓」 農学部の染谷昌亮さん午前の部「宣誓」 農学部の染谷昌亮さん

午後の部「宣誓」 政治経済学部の小池祥吾さん午後の部「宣誓」 政治経済学部の小池祥吾さん

 2012年度明治大学入学式が4月7日、東京・日本武道館で挙行され、7877名(学部6832名,大学院766名,法科大学院131名,専門職大学院148名)が、新たな生活への期待と緊張を胸に“明大生”の第一歩を踏み出しました。今春開設された大学院国際日本学研究科は、26名の第一期生を迎えました。
 当日は北の丸公園や千鳥ヶ淵周辺の桜も満開となり、大学生活への期待に胸を膨らませる新入生の晴れの日を祝福するように華を添えました。

 式典は、午前の部(法・商・理工・農・情報コミュニケーション学部)と午後の部(政治経済・文・経営・国際日本学部、大学院・法科大学院・専門職大学院)の二部制で挙行されました。
 いずれも式典に先立ち、グリークラブと混声合唱団、交響楽団による校歌指導や演奏が行われ、校友でラジオ日本パーソナリティーの竹山真由美氏(1994年文学部卒)の総合司会で開式しました。

 告辞を述べた福宮賢一学長は、まず難関を突破して明治大学へ入学したことを祝しました。
 続いて本学の創立者、鳥取県鳥取藩出身の岸本辰雄先生・山形県天童藩出身の宮城浩蔵先生・福井県鯖江藩出身の矢代操先生がそれぞれ『青雲の志』を胸に上京し、明治法律学校を開校したことを紹介。「明治大学の『権利自由』『独立自治』という建学の精神は、3名の創立者が刻苦研鑽に励んだ、そうした気迫に裏打ちされている」と本学の成り立ちに言及した上で、「グローバル社会では論理的な思考力が求められている。他からの指示を待つのではなく、自らの夢の実現に向けて主体的に学ぶことこそ、学問するということ」と呼びかけました。

 さらに、「グローバル社会で求められるもうひとつの素養は、人として尊敬されること。世界中の人々と『平和と豊かさ』を共有し、共生するには、専門知識や語学のみならず、異文化理解や人類愛への共感など豊かな教養に裏打ちされた『人間力』が必要だ。旺盛な好奇心を持って、多くを学んでほしい」と新入生を力強く激励。
 「時代こそ違うとは言え、本学創立者たちが未来を求めて立ち向かった困難は、“奮闘を通じて克服される”という点で、現代の皆さんの未来開拓に共通する。創立者3名の気概を胸に、『知の森、明治大学』に分け入って大きく成長を遂げ、輝かしい未来を開拓してほしい」と結びました。

 続いて日髙憲三理事長が祝辞に立ち、入学を祝した上で「明治大学は、卒業生総数50万人を超える伝統と歴史ある大学。高等教育機関の使命と役割を強く自覚し、『世界に貢献する大学、世界に誇れる大学』を創ることを誓い、全学を挙げて改革に取り組んでいる」としました。
 さらに、「『個』を強めるとは、責任感,情熱,積極性,使命感,知恵およびリーダーシップといった個性を磨くこと」とし、「この変化の時代、在学中に学業や課外活動を通じて生涯の友を見つけ、その仲間と明治大学での一体感を味わってほしい。長い人生において出会いは一瞬かもしれないが、そこから得られる『絆』は一生の財産となる」と述べ、学生生活を通じた新入生の逞しい成長を祈念しました。

 新入生宣誓には、午前の部は農学部の染谷昌亮(そめや・よしあき)さんが、午後の部では政治経済学部の小池祥吾(こいけ・しょうご)さんが、新入生を代表して登壇しました。
 染谷さんは「これからの世の中で、特出した『個』は強みになります。『個』を磨き、世界を視野に入れた目標を設定し、地域,国,ひいては世界を支える人間となるべく、勉学に励んでいきます」と述べました。
 小池さんは、昨年の東日本大震災での自身の被災経験を挙げながら、「被災地の復興と、これからの日本の再生を担っていくのは私たちです。ここにいる仲間たちと切磋琢磨しながら、強固な意志を持って前進していきます」と、それぞれ明治大学の一員としての自覚と誇りを胸に、実りある学生生活を送ることを誓いました。

 式典はその後、今日から始まるキャンパスライフのイメージ動画に期待を新たにした参列者一同による校歌斉唱で締めくくられ、新入生は明大生としての第一歩を力強く踏み出しました。