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2026年展覧会案内

2026年展覧会案内



明治大学博物館 2026年展覧会案内
会場:特別展示室(アカデミーコモン地下1階)

弥生時代の再葬墓

栃木県出流原遺跡第11号墓壙出土土器(重文)

会期:2026年2月6日(金)~3月26日(木)
主催:明治大学博物館
観覧無料
弥生時代の「再葬墓」は、なきがらを土に埋めるなどした後、いくつかの骨を土器に入れて地中に納めた埋葬方法で、明治大学による千葉県天神前遺跡の調査(1963年)によってその存在が初めて明らかになりました。新潟県六野瀬遺跡など東日本の再葬墓出土資料の数々から、その実像を紹介します。

近代の柿右衛門と鍋島

染錦地紋画八角形菓子器(十二代酒井田柿右衛門・工房作品) 染付桜御所車文皿(鍋島焼)

会期:2026年4月7日(火)~5月23日(土)
主催:明治大学博物館
観覧無料
1940~50年代頃の東京銀座で精陶社という陶器商が営業をしていました。同社は柿右衛門焼・鍋島焼を販売していましたが、廃業の後、ご子孫の手許にあったまとまった数の商品を当館で受贈しています。
佐賀藩鍋島家の御用窯が廃絶した後の後継窯の動向、十二代酒井田柿右衛門が赤絵で有名な柿右衛門様式(濁手)を復興するその以前、といった陶磁史のミッシングを埋めるそれらの品々は、近年高まりを見せつつある近代以降の陶磁史研究において将来的な利活用が見込まれます。

明治大学と山の上ホテル

駿河台キャンパス(1955年) 山の上ホテル(2000年代) 佐藤慶太郎(『生活』第6巻第2号)

会期:2026年8月3日(月)~10月25日(日)
主催:明治大学史資料センター
観覧無料
2024(令和6)年11月、学校法人明治大学は山の上ホテルの土地・建物の取得を発表しました。ヴォーリズ建築として著名な山の上ホテルの建物は、1932(昭和7)年に明治大学校友で北九州市出身の佐藤慶太郎(1890年卒業。石炭商・炭鉱経営者)の資金で建設され、1954(昭和29)年にホテルとして開業しました。本展覧会では、山の上ホテルの足跡と佐藤慶太郎の業績を、本学とのかかわりをまじえながら紹介します。

新収蔵品展2026

「大日本物産図絵 東京錦絵製造之図」(部分)

会期:2026年11月10日(火)~12月22日(火)
主催:明治大学博物館
観覧無料
2025年度に新たに収集した資料等を紹介します。商品部門は2023~2024年度の調査研究の成果収集品として甲州印伝細工(山梨県)と京焼・清水焼(京都府)を、刑事部門は錦絵製作の様子が描かれた「大日本物産図会 東京錦絵製造之図」(1877年頃)、考古部門は開皇12(592)年銘がある隋代の小金銅仏を出展します。
 
*都合により会期およびタイトルなどを予告なく変更することがあります。