明治大学博物館

特別展「立体錯視の最前線」オープニングセレモニーを開催しました

2019年07月12日
明治大学 博物館事務室

主催者挨拶をする土屋学長主催者挨拶をする土屋学長

右から土屋学長、杉原研究特別教授、井上館長右から土屋学長、杉原研究特別教授、井上館長

明治大学博物館は7月11日、特別展「立体錯視の最前線」オープニングセレモニーを開催しました。

本展は、明治大学先端数理科学インスティテュート(MIMS)の研究成果である立体錯覚作品を展示し、脳がある立体を認識しているにも関わらず、錯覚が起こってしまうという不思議な体験を提供します。
さらに、展示では錯視現象はなぜ起こるのか、立体錯視作品はどうやって制作されているのか、その理論的な部分も解説します。

オープニングセレモニーでは、主催者挨拶に立った土屋学長から、本学に設置されている総合数理学部及び先端数理科学インスティテュートの紹介があった後、「立体錯視は実社会でも応用されているものであり、本展にて錯覚の世界を楽しんでいただきたい」と、本展への思いを語りました。
続いて、作品を設計した杉原研究・知財戦略機構研究特別教授は、現在進行形で研究が続いている立体錯視が展示に至ったのは大学博物館という背景があることに触れ、「現象数理学は数学が使われていない未知の分野に数学を持ち込み、物事を理解して役立てようというものであり、最先端の研究成果に触れてもらいたい」と見どころを紹介しました。

本展は、以下の概要にて、7月13日(土)から9月8日(日)まで開催されます。

特別展「見えているのに見えていない! 立体錯視の最前線」
 主催:明治大学
 企画:明治大学先端数理科学インスティテュート(MIMS)、私立大学研究ブランディング事業「数理科学する明治大学」錯視学研究チーム、明治大学博物館
 会期:2019年7月13日(土)~9月8日(日)
※8月10~16日・18日は休館(50日間)
※7月17日(水)、8月23日(金)、9月5日(木)には、いずれも14時00分から、杉原厚吉研究特別教授によるギャラリートークを開催します。(事前申込不要)
 会場:博物館特別展示室(駿河台キャンパス・アカデミーコモン地階)
 料金:無料
 出展総数:77点(内、錯視立体作品61点)
 作品設計:杉原厚吉 研究・知財戦略機構研究特別教授