博物館では開館から20年を迎えたのを機に、2023年度から常設展示のリニューアルを順次進めており、2024年度は考古部門を実施しました。
近年の研究動向を踏まえて解説パネルを刷新したほか、展示資料や遺跡の詳細情報にアクセス可能なQRコードや、石庖丁や銅鐸の使い方をわかりやすく示したイラストパネルを設けました。さらに、SDGsやバリアフリーの観点から、目の不自由な方や児童など幅広い層を念頭に、岩宿遺跡の打製石斧・遮光器土偶・顔面付壷・三角縁神獣鏡の立体模型を使った当館で初めての「触る」展示、また来館者手持ちのスマートフォンでQRコードを読み込むと、展示されている実物の菱環鈕式銅鐸を鳴らした音が再生される「聴く」展示が新たに登場しています。
さまざまな学びの形が加わった新しい考古部門展示をぜひご覧ください。