国家試験指導センター行政研究所(所長=西川伸一政治経済学部教授)は10月10日、2025年度国家公務員総合職試験に合格した学生18人の表彰を、駿河台キャンパス岸本辰雄ホールで執り行いました。
西川所長は、昨年秋の教養区分合格者5名を含めて明治大学全体で47名が合格していることを報告しました。内訳は行政研究所に所属する学生は20名、駿河台に在籍する特別研究生が8名、生田キャンパスで行われている理系公務員講座の受講生が12名だったと報告しました。そのうち8名が総合職で内定に至ったことは誉れだと祝意を述べました。
さらに警察官僚として警察庁長官などを歴任したのち政治家に転身した後藤田正晴氏(2005年没)の五訓を紹介。これからの公務にあたり、勇気と信念を胸に活躍してほしいと激励しました。
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(1)出身がどの省庁であれ、省益を忘れ、国益を想え
(2)悪い、本当の事実を報告せよ
(3)勇気を以って意見具申せよ
(4)自分の仕事でないと言うなかれ
(5)決定が下ったら従い、命令は実行せよ
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続き祝辞を述べた上野正雄学長は、合格に至るまでの強い意欲と努力に敬意を表しました。また、これまでに支えてくれた家族、友人への感謝とともに、本学の建学の精神「権利自由・独立自治」を尊び、プライドと広い視野を持って活躍してほしいとエールを送りました。
合格者を代表して答辞に立った伊藤美緒さん(法4、厚生労働省内定)は、行政研究所をはじめ関係者への謝意に続けて、「国民のより良い暮らしを支え、この国を前へ進めることは、決して簡単なことではない」と前置きしつつも、「個を育んだ明大生だからこそできることがある。明治大学と行政研究所という原点を忘れず、その名に恥じぬよう一層精進する」と力強く決意を語りました。
合格者を代表して謝辞を述べる伊藤さん(法4、厚労省内定)