井田正道『アメリカ分裂-数字から読みとく大統領選挙』



『アメリカ分裂-数字から読みとく大統領選挙』
井田正道著
四六判・上製・204ページ・本体1,900円+税
ISBN 978-4-906811-19-9
2017年2月刊行

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内容紹介

誰が、なぜ、トランプを支持するのか?
危機に瀕するアメリカの民主主義。トランプ・ショックは世界の政治状況を揺り動かし続け、今後の情勢は予断を許さない。2000年以降の大統領選挙で印象づけられたのは、「分裂」である。レッド・ステートとブルー・ステートの分裂、男女間の意識のギャップ、白人とマイノリティの間のギャップ……さまざまな亀裂が国のあらゆる側面に走っている。本書では、政治意識・選挙研究の専門家である著者が、アメリカ滞在中の調査結果をふまえ、21世紀初頭の大統領選を材料に、アメリカの「現在」と「これから」を検討する。
書評その他
・『日刊ゲンダイ』2017年4月24日号に紹介されました。 
・『出版ニュース』2017年4月上旬号に紹介されました。
目次

まえがき  

序 章 アメリカの政治制度  

第1章     “合州国”を分解する  
1 『レッドステート ブルーステート 富裕州 貧困州』  
2 各州の社会的・政治的性格  
各州の社会的性格 /各州の政治的性格 /各州の社会的・政治的性格 
3 人種投票の変化  

第2章     揺らぐ? 共和党の牙城 —南部政治の展開—  
1 国勢調査による南部人口の動態と定数配分の変化  
大統領選挙人数の変化 /増大するマイノリティ人口
2 ディープサウスと周縁南部の人口および選挙結果の動向 
大統領選の結果——転換期としての1968年  /出口調査結果からの考察——政党帰属とイデオロギー 
   むすび  

第3章     存在感を増すマイノリティ集団 —ヒスパニックの動向—  
1 人種的多様化の進行と選挙 
2 ヒスパニック有権者の社会的特徴  
3 ヒスパニックの投票参加  
4 フロリダとテキサスの違い  
むすび  

第4章     苦しみながらもオバマ再選 —2012年選挙—  
1 勝利への政治算術  
州別選挙人配分数の変化 /各州の党派心状況の推移 /鍵となる州 
2 両陣営の課題  
ロムニー陣営の課題——劣勢をいかにはね返すか /女性票の獲得 /オバマ陣営にとっての問題——熱狂の不在 /党大会後の情勢 /最終局面での情勢 
3 選挙結果  
選挙結果 /埋まらなかったジェンダーギャップ 
むすび  

第5章     アメリカ分裂を印象づけた2016年選挙  
1 トランプは誰から支持されたのか—共和党予備選  
2 クリントン、サンダースは誰から支持されたのか—民主党予備選  
3 世界中に衝撃を与えた選挙結果—2016年本選挙—  
外れた予測 /投票行動の社会学的分析 /
むすび

あとがき—The Divided States of America—  
参照文献・ウェブサイト  

執筆者紹介

1960年東京都生まれ。明治大学政治経済学部教授。専門は政治学(政治意識および選挙研究)。2012年3月より2014年3月まで,米国・デューク大学アジア太平洋研究所客員研究員。その他,日本政治総合研究所理事なども務める。著書として,『日本政治の潮流』(北樹出版,2007年),『政治・社会意識の現在』(北樹出版,2008年),『変革期における政権と世論』(編著,北樹出版,2010年),『世論調査を読む Q&Aから見る日本人の〈意識〉』(明治大学出版会,2013年)など多数。

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