生命現象が太古の地球上に出現し、かつ進化環境に適応した高度で複雑な形態をとるに至ったその基本機構のひとつとして自己組織化による散逸構造の発現があります。本チームにおいては、自己組織化現象と生命現象の連関について、以下の4つのテーマ
1.生きものとかたち
2.生きものとリズム
3.生きものと機能
4.生きものと社会構造
に関して、その機構を数理モデルと実証的研究の融合によって言及し、生き物における自己組織化と、数理科学の関わりを、多くの人の感性に届く形で伝える方法を模索します。
また、ラグビー等のゲーム展開において「試合の分岐を決定するものは何か」との問いの下、よく訓練された選手らによる自然な形での自己組織化のダイナミクスとしてチームスポーツの局面変化を捉えます。そのために、本チームの新たな研究課題として「集団スポーツ」を加えることとしました。