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研究所研究費採択課題詳細 2006年度

司法官僚についての実体的研究

研究課題名 司法官僚についての実体的研究
研究所名 社会科学研究所
研究種別 個人研究
研究概要 (研究実施計画)
 元最高裁長官で,「ミスター司法行政」と異名をとった矢口洪一は,『矢口洪一オーラル・ヒストリー』(政策研究大学院大学)の中で,「判事になってから,できる人をできるところに置き,できない人をできないところに置く。これは『地均し』をやるわけです」と述べている。これが事実だとすれば,裁判所には,「できる裁判所」と「できない裁判所」が存在することになる。「できない裁判所」がある地域の住民は,ずさんな判決に甘んじなければならないとしたら,それは「法の下の平等」に反している。
 本研究では,各裁判所の判事の人事を分析して,有意に「できない裁判所」があることを実証することを試みる。その際,『全裁判官経歴総覧』(第4版)以降の人事異動を把握するため,「官報情報検索サービス」を活用したい。
研究者 所属 氏名
  政治経済学部 教授 西川伸一
研究期間 2005.4~2007.3
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