研究概要 |
(本年度の研究実施計画) センサー使用時の不確かさを評価する上で多くのパラメータを取り上げる必要があるが,それらの影響を要因毎に検討した場合,膨大な実験期間を要し,さらに要因間の影響を検証することが困難な場合もある。そのため,実験計画法あるいは品質工学の考え方を適用して,分解能と測定範囲で分類した複数の代表的なセンサーの不確かさ評価を実施する。この結果を利用して,機器設計時の不確かさ評価手続きを明確化する。 また不確かさの表記の問題が国際的な共通の物差しとしての必要性から提案された経緯もあるので,主に米国国立標準研究所(NIST)や海外研究機関との研究交流を行い,数理的観点からの欧米の不確かさの考え方や取り組み動向を把握し,本研究課題の実験計画や成果のまとめに反映させる。 |