(研究目的) 本研究は,コミュニケーション力の向上に着目し,日本の英語CALL(computer-assisted language learning)研究を大きく前進させることを目的とする。CALL研究の歴史は浅くはないが,顕著な成果は未だに見られていない。本研究では,「具体例をベースとしたCALLコンテンツは,どのような工夫を施せば学習者による自立学習が期待でき,また習得率が高まるのか」という課題,及び「コンテンツのいかなる要素が学習成果の向上に繋がるのか」という課題について,携帯性とエンターテイメント性をキーワードとして研究を行う。具体的には,図1に列挙した仮説の検証を図2のリサーチ・デザインにより検証することで,従来のCALLプログラムとの比較分析とその学習効果の調査を行う。