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新領域創成型研究・若手研究詳細 2010年度

戦災復興期の土地整理手法と制度整備プロセスに関する研究

研究課題名 戦災復興期の土地整理手法と制度整備プロセスに関する研究
研究種目等 若手研究
研究概要 (研究目的)
土地整理手法・制度は建築・都市計画,経済学,法学など様々な分野において研究対象とされるが,殊,現存する日本唯一の土地整理制度である土地区画整理法の成立プロセスは未だ明らかにされていない点が少なくない。この制度は戦前技術の実践,戦後の復興都市計画の展開に影響を受けながら制定されたものである。本研究は,この戦災復興期に実践・提案された土地整理手法の整理を行うとともに,と戦災復興事業の実践が土地区画整理法に与えた影響とその関係性を分析することにより,土地区画整理法としての制度確立に至るまでの議論・想定を明確化することを目的としている。申請者は既往研究で,この制度化プロセスにおいて新憲法の制定と戦災復興計画標準の矛盾が生じていたこと,その一連の議論が戦前・戦後の土地整理制度の変換点であったことを明示しており,本研究はこれに資料補足を加えるものであり,研究成果は様々な分野に知見を与えると考える。
研究者 所属 氏名
  理工学部 助手 藤賀雅人
研究期間 2010.7~2011.3
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