東日本大震災で甚大な被害があった岩手県陸前高田市では、高台移転の宅地造成工事が本格化しております。本学理工学部建築学科山本俊哉研究室は、震災直後から陸前高田市に入り、仮設住宅居住、住宅再建、復興まちづくり等の支援を続けてきました。特に、半島部に位置する広田町については、広田地区集団移転協議会と緊密に連携し、住宅再建の相談から被災低地の土地利用の検討まで幅広い支援活動を進めてきました。
今回は、その一環として、高台移転後の広田町の地図に、津波からの避難場所や避難経路を書き加えた「逃げ地図」作成を支援します。逃げ地図(正式名称:避難地形時間地図)とは、津波浸水区域から避難場所への経路と時間を可視化し、その作成をとおして防災計画や復興まちづくりの検討の機会と場を提供するものです。
陸前高田市では、昨年9月の陸前高田市立高田東中学校、今年3月の小友町に引き続き行われるもので、今回は、夏休み中の中学高校生をはじめとした広田町の住民、広田小PTA、広田保育園父母会の方々と「逃げ地図」を作成します。皆様のご参加をお待ちしております。
【日時】2014年8月5日(火)午後1時〜5時
【会場】陸前高田市立広田小学校 ホール・図工室・音楽室等
【主催】広田地区集団移転協議会
【後援】陸前高田市、明治大学震災復興支援センター
【協力】広田小学校、陸前高田市消防団広田分団、陸前高田まちづくり協働センター、
陸前高田地域再生支援研究PJチーム、明治大学理工学部山本俊哉研究室、
一般社団法人子ども安全まちづくりパートナーズ、日建設計震災復興ボランティア部、
マヌ都市建築研究所、子ども安全まちづくりパートナーズ、ゼンリン など。
【ポスター】→
こちら (山本研究室所属大学院生の穂坂彩乃さんが作成)
【問い合わせ先】明治大学理工学部建築学科山本俊哉研究室
Tel 044-934-7390
http://www.isc.meiji.ac.jp/~onepiece/