東日本大震災の翌年2012年4月、明治大学と岩手県大船渡市は「震災復興に関する協定」を締結しました。
協定締結後、マンドリン倶楽部による慰問コンサートや本学教員によるセルフケア講習会、学生による仮設住宅での交流事業、被災により勉強が遅れた小学生への学習支援など、主に被災した方の心や身体のケアを目的とした支援活動を行いました。
大船渡市は津波によって大きな被害を受けましたが、市の中心部における商業エリアの再開発が進み、沿岸部の地盤のかさ上げ工事が完了するなど、今日まで着実に復興の歩みを進めてきました。このような確かな歩みとともに、本学の支援についても、地域づくりや生涯学習を目的とした講演会や市民講座への協力、市の産業活性を目指した学生の調査・実習活動、伝統的なお祭りの運営ボランティアなど、地域経済やコミュニティ活性に資する取り組みへと変わってきました。
2019年5月に大船渡市との震災復興に関する協定を迎えることとなり、以後の連携について双方で協議を重ねた結果、震災復興に特化した協定ではなく、地域活性化や人材育成等を目的とした包括的な連携協定を締結することになりました。
これまでの大船渡市との連携実績を踏まえ、今後はさらに関係を発展させていきます。今後の連携活動については、本学の地域連携推進センターのホームページでお伝えします。