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開催期間:2024年06月15日~2024年06月16日
明治大学 研究・知財戦略機構
石器製作や使用などの石器技術の復元研究において実験考古学的な手法によるアプローチは重要であるが、近年ではより多様、かつ広範な実験プログラムが研究に取り入れられるようになってきている。それは同時に、石器研究における実験考古学の方法論的位置づけも多様になってきていることを意味している。本シンポジウムではそうした状況を鑑み、多様な実験プログラムに基づく石器技術研究を取り上げ石器技術研究における実験考古学の意義を展望する。さらに研究発表だけでなく、石器製作ワークショップ、現代の石器製作者 大沼克彦先生との座談会などのプログラムを通じて石器技術研究をめぐる実験考古学の多様な側面に光を当てる。
また、学生・院生に積極的な発表・研究会運営の参加を促し、次世代育成の場としての役割を本シンポジウムは併せ持つ。
日程:2024年6月15日(土)・ 16日(日)
時間:15日(9:30~17:00)・ 16 日(9:30 ~16:00 )
会場:明治大学駿河台キャンパス グローバルフロント1F 多目的室
主催:明治大学黒耀石研究センター
共催:パレオ・ラブ(旧石器基礎研究・次世代育成グループ)
参加費:無料
申込: こちらのフォーム から申し込んでください。
*事前連絡や発表要旨メール配布(PDF)のため、事前にお申込みください。
問合せ: meiji.cols@gmail.com
【15日】 9:30~17:00
9:30~ 9:35 開会挨拶
9:35~ 9:45 趣旨説明 「石器技術研究をめぐる実験考古学」堤 隆(黒耀石研究センター)
9:45~10:15 研究発表 「石器は個人を語れるか-彫器削片剥離の実験から-」
休憩(10:15~10:30)
10:30~11:00 研究発表 「鹿角ハンマーによる石器製作について」
11:00~11:30 研究発表 「基部加工尖頭形石器の素材剥離と二次加工に関する実験研究」 金 彦中(東北大学)
11:30~12:00 ポスターセッションコアタイム
昼食休憩(12:00~13:00)
13:00~14:00 記念講演 「石器の実験痕跡研究-私的研究の履歴と見通し—」
14:00~17:00 石器製作ワークショップ
*初心者から熟練者まで7名のKnapperが目標を定めて実験に挑みます。(インタビューあり)
インタビュアー:塩原 健・吉田真優
参加knapper : 井元日向子(東京都立大学)・大場正善・金 彦中・小菅将夫・佐藤祐輔(東北芸術工科大学)・鈴木美保・矢野賢太(明治大学)
【16日】 9:30~16:00
9:30~10:00 研究発表 「非使用過程における痕跡:後期旧石器時代前半期の刃部磨製石斧を例に」
10:00~10:30 研究発表 「実験被熱痕跡の適用ーニセコ町西富遺跡B地点の事例」
10:30~11:00 研究発表 「石器製作者の技術レベルをどう考えるか」
休憩(11:00~11:10)
11:10~11:40 研究発表 「動作連鎖復原における実験考古学の意義」
11:40~12:10 研究発表 「使用実験から検討する礫群の機能」
昼食休憩(12:10~13:10)
13:10~14:00 パネルディスカッション パネラー:研究発表者
14:00~14:50 座談会 教えて大沼先生!
14:50~ 閉会挨拶