■シンポジウム
『火山災害考古学:地域社会の罹災とそのレジリエンス』
日本列島は今日111の活火山を有し、地球上の火山1500のおよそ7%を占める世界有数の火山域である。列島における火山災害で、過去の地域社会がどのような罹災をし、そして復興を遂げてきたか、そのレジリエンスに学び、将来の防災にどうつなげるか、本シンポジウムでは幅広く議論したい。 さらに浅間山を例として、考古学のみならず、火山活動のメカニズムやプロセス、今日の火山観測状況や火山災害予測についてもみてみたい。 あわせて火山災害考古学に関する市民講演会も実施し、広く社会と災害に関する問題点を共有したい。
日程:2024年6月29日(土)~30 日(日)(10:00~16:10)
会場:明治大学駿河台キャンパスグローバルフロント1F グローバルホール
アクセス▶
https://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/campus.html
主催:明治大学黒耀石研究センター
申込不要・入場無料
<プログラム>
【29日】
◆10:00~10:05 挨拶
◆10:05~10:10 趣旨説明
◆10:10~10:50 講演「鬼界アカホヤ噴火と縄文社会への影響」
桒畑光博(九州大学大学院 比較社会文化研究院)
<休憩>
◆11:00~11:40 講演「榛名山二ツ岳の噴火と上毛野の古墳時代社会」 若狭 徹(明治大学 文学部)
<昼食休憩>
◆13:00~13:40 講演「富士宝永噴火と江戸社会の動揺・その復興」 杉山浩平(東京大学 総合文化研究科)
<休憩>
◆13:50~14:30 講演「発掘された天明3年:吾妻川流域の考古学調査でわかった火山災害」 関 俊明(嬬恋郷土資料館)
<休憩>
◆14:40~15:20 講演「十和田平安噴火と地域社会の動態」 丸山浩治(岩手県立博物館)
<休憩>
◆15:30~16:10 講演「
災害考古学から防災考古学へー日本災害・防災考古学会の設立ー」 関根達人(弘前大学 人文社会科学部)
【30日】
◆10:00~10:40 講演「絵図から読み解く天明3年浅間山噴火:噴火様式・罹災状況・災害伝承」
堤 隆(明治大学 黒耀石研究センター)
<休憩>
◆10:50~11:30 講演「浅間火山の活動史と噴火メカニズム」
安井真也(日本大学 文理学部 地球科学科)
<休憩>
◆11:40~12:20 講演「浅間火山の観測と火山災害予測」 武尾 実(東京大学名誉教授・気象庁参与)
<昼食休憩>
◆13:30~15:00
記念講演「ヴェスヴィオ火山の噴火と古代ローマ社会」 青柳正規(東京大学名誉教授・多摩美術大学理事長・元文化庁長官)
<休憩>
◆15:10~16:00 パネルディスカッション
◆16:00~ 閉会挨拶
チラシはこちら