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設立目的・基本・理念

設立目的

~学際的学問への挑戦~

 本資料館は、医事法学に関する国内外の新旧様々な資料を包括的かつ継続的に収集し、利用者に広くかつニーズに応じて的確に提供することを通じて、医事法学はもとより医学や生命倫理学等の医事法学の周辺学問領域に関する学術的進展の一翼を担うことを目的としています。

 今日、私たちが暮らしている社会の複雑化・多様化に伴い、学問も必然的に複雑化・多様化・専門分化してきています。結果、私たちが実際に直面している社会的な諸問題は、もはやあるひとつの専門領域だけで解決することが困難な状況となってきています。

 それゆえに、多領域間を架橋した学際的学問の必要性と重要性が強く認識されています。

 このことは法律学においても例外ではありません。

 もっとも、法律学においては、これまで学問の学際性という現象につき真剣に振り返ることも、また学際的な問題に対する取り組み方を具体的に検討することもしてきませんでした。そこで本資料館は、典型的な学際的学問のひとつである医事法学を手掛かりとして、現代社会における複雑多様化した問題を解決することができる今後の法律学のあり方やその方法を検討し、その成果を国内だけではなく世界に向けて発信していくことを目的とし設立されました。その意味で、本資料館は学問の学際化に対応しうる新たな研究情報基盤のあり方を考え構築するための試金石としての役割を担うことも目的としています。



~アドボケイトへの挑戦~

 本資料館の設立目的は、決して学際的学問への挑戦だけに留まりません。医療に関する社会的な問題に関心をもったすべての方々が主体的に学習できる「場」になることも目指しています。

 今日、これまでにないほど人々の間で医学・医療に関する情報への関心が高まっています。それはまた、医療をめぐる制度や患者の権利、医療者等の責務といった法的な問題への関心をも同時に高めています。このような中で、医療に関する社会的な問題を広く主体的に学習することができる場を提供することは、非常に大きな社会的意義を持つと考えています。

 法・医・倫理(ELM)を学ぶことは、健康にして文化的な生活の実現につながるものです。本資料館は、ELM分野への学びを欲している方々に的確な情報と学びの場を提供することによって、それらへの正しい理解と、健康で文化的な生活の実現につながる判断に至ることができるよう援助あるいは下支えをする機関になることを目指しています。

 そして、この世に生を受けた誰もが最期の瞬間を迎えるまで生きることの素晴らしさや喜びを享受することができ、幸せになれる、あるいは幸せでありつづけることができる社会を創り出すこと、今の社会をより一層そのような社会へと成長させること——ELMはそれを終局的な目的としています。
 

基本理念

 ~「夢の場所」であること、ありつづけること~
 学問をするということ——それは夢をみることでもあります。そして夢は夢を見る者に力を与え、その夢と力は、今をより良いものへと変えていくための勇気と希望を与えます。ELMは、先人たちが学問に託した夢の記録を残さず集め、それらを紡ぎ、未来に伝え、もって前へと進む勇気と希望を与えていく場所であること、ありつづけることを、基本理念としています。 
 なお、ELMの基本理念は、設立に深く関わった唄孝一先生の理念を継受しています。

 一つの事件をとりあつかうにも、また一つの問題を研究するためにも、多くの先人のかたがたの いろいろの御研究を着実に、謙虚に、自分たちのものとすることがぼくたち後人の大事な義務の一つではないかと思います。これは、ある意味では当たり前のことながら、ある意味では、よほど強調しても強調しすぎることのないことではないでしょうか。ぼくたち後に進むものは、先人の研究をのりこえ、のりこえて進まねばなりませんが、いな、それ故にこそ、先人の遺産を一片も残さず相続し、一寸もはなれず接着して、承継してゆかねばならないのではないでしょうか。

 唄孝一『家族法参考文献目録』家庭裁判所資料30号(最高裁判所家庭局、1953年)より
お問い合わせ先

明治大学ELM(法・医・倫理の資料館)


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