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学生記者が行く!Mスタインタビュー2015(株式会社ポーラ B.Aブランドマネージャー 砂金美和さん)

——今後のお仕事の目標や、砂金さんご自身の夢などはありますか?

ポーラ最高峰ブランド、エイジングケアライン「B.A」商品

やはり生物系出身なので「生きていることが上質になってほしい」と思います。

ちょうど高校から大学に入学する時が、「不都合な真実」やレイチェルカーソンの「沈黙の春」など、あのあたりの本がきっかけで、日本の中でも環境問題への意識が高まってくるようなときだったんですよ。

当時の理系の進路は、IT系を進化させるために工学系に行くか、遺伝子系に行くかという二択がトレンド分野だったんですね。

どちらの進路を選ぶ人も、人間の能力によって自然が負の方向へ行ってしまうところを、もう少しいい方向に行くことに繋げる技術開発がしたいと思っていたと思うんです。

私は今、化粧品業界で仕事をしていますが、化粧品をつくりながら自然環境や世界の問題解決についても考えられるブランドがつくれたらいいなとすごく思っています。

自動車産業にしても、CO2の問題が発生したところで車を売るのはやめるという発想は全くなく、CO2対策のエンジンをつくったり、エネルギー創出のシステムをつくるなど、自分たち自身の負の部分を解決していこうとしていますよね。

私も抱えているマイナス部分を解決できるような仕事をしていきたいです。


——私も、農業に興味を持ったきっかけが「不都合な真実」に感化されたことがきっかけだったのですが、気づいて行動する人が増えていけば変わっていくんだろうなと思っています。直接的なアプローチをしなくても間接的なアプローチってあるのだと。

2015年5月「B.A」新商品発表会にて

そうそう、プロセスの中で解決していく方が、広い範囲で解決できるということもあるんだよね。