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満開の桜が祝福 2017年度卒業式



2017年度卒業式が3月26日、日本武道館(千代田区)で挙行された。7,699人(学部6,883人、大学院816人)が、旅立ちの日を迎え、満開の桜が新たな門出を祝福した。
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式典は学部・大学院別に午前と午後の2部構成で行われ、いずれも総代への学位記授与に続き、土屋恵一郎学長の告辞、柳谷孝理事長、向殿政男校友会長の祝辞、卒業生答辞、学生表彰、校歌斉唱と進行した。

土屋学長は告辞で、哲学者たちの言葉を引用しながら、複数の人間相互の違いを認める思想の必要性を強調した上で、「人間や国や文化の違いを受けとめ、この世界がもたらす圧倒的で豊穣な多様性を生きてほしい」と社会へ羽ばたく卒業生にメッセージを贈った。

続く祝辞で、柳谷理事長は未来予測が困難な時代を生きる卒業生に対し、「不屈の明治魂を胸に、失敗を恐れず挑戦し続け、強い信念をもって、進むべき未来へと時代を切り拓いていってほしい」と激励。向殿校友会長は「不動の理念を持ち、学び続けて、世界へ羽ばたいてほしい」と卒業生の前途を祝した。

卒業生代表による答辞では、午前の部は政治経済学部の神山真利絵さん、午後の部は国際日本学部の植田千世さんが登壇。2人は総代として、ゼミや研究活動など4年間を振り返り、「大学で得た学びや経験を活用して、社会に貢献できるよう精一杯努めていく」(神山さん)、「新たに起こりうる課題に対しても学びを生かし、世界と日本の未来のために貢献する」(植田さん)と抱負を述べ、恩師や仲間、父母への感謝で辞を結んだ。

学生表彰では、連合父母会教育振興賞、校友会表彰、スポーツ表彰の代表者に賞状が贈られた。式典の締めくくりには、明治大学交響楽団の伴奏と、グリークラブ、混声合唱団のリードにより、参列者全員で明治大学校歌を斉唱し、2017年度卒業式は盛会のうちに閉式した。