明治大学博物館友の会 行事予定

第18回古代史ZOOM講演会 「土偶の根本的性質とその展開」

 
講師 瀬口 眞司氏(公益財団法人滋賀県文化財保護協会 総務課企画室長)
実施日 2021年10月23日(土) 時間:14:00~15:30(13:45より入場可能)
会場 Zoomによる視聴
 定員 先着順 80名 (友の会会員限定)
 参加費 無料
 申込方法 メールによる事前申し込みに限定されます。
講演会参加の招待状は開催前日には送信元のアドレスへお送りいたします。
申込みアドレス meihakutomonokaig★gmail.com(★を@に置き換えてご利用ください。)
件名に「第18回古代史講演会参加」と明記し、本文に氏名、会員番号、電話番号を記載ください。
締切日  2021年10月16日(土)
※Zoom視聴の環境について
パソコン、スマートフォン、タブレットをお持ちの方でインターネット接続環境にあること。なお、Zoomはデータ使用量が多いため、スマートフォンを利用する場合は、無線LAN(WiFi)環境でのご使用をお勧めします。
 
【講師紹介】
1968年埼玉県久喜市生まれ。奈良大学文化財学科卒業。2008年、立命館大学にて博士(文学)取得。2014年、第15回尖石縄文文化賞受賞。1991年から公益財団法人滋賀県文化財保護協会。現在、総務課企画室長。著書『縄文集落の考古学—西日本における定住集落の成立と展開』(昭和堂)、『琵琶湖に眠る縄文文化 粟津湖底遺跡』 シリーズ「遺跡を学ぶ」107(新泉社)。論文「西日本の縄文社会の特色とその背景」『縄文時代:その枠組・文化・社会をどう捉えるか?』(吉川弘文館)、「土偶とは何か」『考古学講義』(ちくま新書)など。
 
【講演要旨】
 今回論じるのは、土偶の根本的な性質とその展開過程に関する探求です。このテーマに関しては、膨大な数の研究がこれまで蓄積されてきました。結果、仮説(1):安産や生・再生に関わる女神像説、仮説(2):身代わり像説、仮説(3):依代・精霊像説などをはじめとする様々な仮説が提示され、縄文文化の復元に大きく寄与してきました。
しかし、しばしば指摘されることですが、これらの仮説はいずれも決め手にまだ欠けています。例えば最有力仮説である①の女神像説も然りです。大きな乳房や妊娠を示唆するような腹部の膨らみを持つ土偶が確かに数多く存在していますが、一方で、そのような要素が見られない土偶も少なからず存在しており、仮説の完全肯定には躊躇してしまいます。(2)・(3)などの仮説も同様に反論材料が残っており、詰めや見直しの作業がまだ必要です。そもそも、仮面やプレート状の顔面をわざわざ取りつけた土偶がたくさん見つかっている一方で、頭部や顔面の表現が曖昧だったり、欠けたりしている土偶もしばしば存在しますが、これらは何を意味するのでしょう。(1)~(3)をはじめとする現状の仮説だけでは、これもスッキリとは理解できません。
 そこで今回は、縄文時代中期の土器にあしらわれた土偶やポーズをとる土偶、あるいはそれを遡る初期段階の土偶を分析し、土偶の根本的性質とその展開過程に関する認識の深化と理解の更新を試みます。
 結論としては、そもそもの土偶の根本的性質とは〈取りつかれることを待つ器=依代〉であり、中期以降、〈取りつくべきものが取りついたもの=精霊像〉が上記の基本様態に付加される形で展開したということになります。以上を、資料に基づきながら論じてみます。  (講師より)

2021年度行事スケジュール表

明治大学博物館友の会(2021年7月28日現在)
2021年 見学行事 講演会等企画
4月  
 
5月  
29(土)定期総会 特別講演会「古墳文化の中央と周縁—交通の変化と地域社会—」田中裕氏(茨城大学教授)(Z)
6月   19(土)長尾進副館長講演会「日本の武術・武道が大事にしてきたもの」(Z)
7月    
8月    
9月  
18(土)Zoom講演会 日本考古学2021(Z)            
「飛鳥地域における王陵の地域史研究~檜隈安古岡上陵と八角墳~」西光慎治氏(明日香村教育委員会文化財課調整員・関西大学非常勤講師)
「はじめて土器を手にした人たちー狩猟採集民はなぜ土器を生み出したかー」藤山龍造氏(明治大学文学部教授)
10月   23(土)第18回古代史ZOOM講演会「土偶の根本的性質とその展開」瀬口眞司氏(公益財団法人滋賀県文化財保護協会 総務課企画室長)(Z)
11月 会員企画地元見学会「文の京を歩く」  中止 20(土)第19回古代史講演会「聖徳太子とその時代」吉村武彦氏(明治大学名誉教授)(Z)
12月   4(土)近代史講演会「廃仏毀釈とは何だったのかー明治維新の『黒歴史』を追って」鵜飼秀徳氏(作家・ジャーナリスト・正覺寺住職)(Z)
2022年
1月
  29(土)第20回古代史講演会「縄文早期の居家以(いやい)人骨と岩陰遺跡」 谷口康浩氏(國學院大學教授)(Z)
2月    
3月   (会員発表会&)000講演会

(注) (Z):Zoom利用によるリモート講演会をいいます。視聴は友の会会員に限定しています。 
    ・講演会の日程・講師は予定のもので変更などもありますので、ご了承願います。
    ・会員発表会の発表予定者はリアル発表会を希望。Zoomとなった場合は000講演会のみの予定。
    ・募集中の行事など詳細は、友の会会報または友の会ホームページによりご確認のうえお申し込み願います。
行事参加の申込み方法
 参加希望の方は、それぞれの締切日までに、各行事の申込み方法によって、住所・氏名・電話番号・会員番号・「○○」係を明記して申込みを行って下さい。
 お申込については特別に事情がない限り会からは返信をお送りしませんので、申込みをされた方は、当日直接集合して下さい。参加できなくなった場合は、友の会又は緊急連絡先に必ずご連絡下さい。

はがき宛先: 〒101-8301 東京都千代田区神田駿河台1-1 明治大学博物館友の会○○係
FAX: 03-3296-4365 <博物館気付>
メール: meihakutomonokaig★gmail.com(★を@に置き換えてご利用ください。)