当会は古墳を媒介として日本古代国家形成過程の謎解きを楽しむ分科会です。そのモットーは、関連図書を皆で読むことで「眼で学び」、トップクラスの研究者の講演や会員同士が共に語り合うことで「耳で学び」、そして前方後円墳を中心に全国の数多くの古墳を踏査して「脚で学ぶ」、ことを理念としています。
基本的な活動は毎月一回開催している定例会。テキストに基づく報告と意見交換を行っています。報告は分担制ですが、新入会員は入会から1年間報告が免除されます。また、自分の関心のあるテーマの発表や探訪した古墳の紹介など「自由報告」の場も適宜設けています。
寺子屋式研究会は、トップクラスの先生をお招きした講演と、その後の直接質疑を内容とするもの。2024年8月に専修大学教授高久健二先生にご講演を頂いた「弥生時代終末期~古墳時代前期の対外交流」は、博物館教室がほぼ満席となる大盛況でした。
当会の活動の大きな柱はフィールドワーク。 コロナ禍で中断を余儀なくされた「関東と全国の主要古墳を巡る探訪」を2024年春に再開しました。以降「甲斐の国」、山陰の「因幡・伯耆・出雲」の探訪を実施。2025年度は春に「那須」の古墳を日帰りで、秋には「北部九州」を2泊3日で巡る予定です。資料集も参加者が分担して作成、現地で先生方の解説に聞き入り、古墳や遺跡の踏査を皆で共有する。夜は夜で日中の体験を語り合う。これが楽しくて会に参加している方も多くおられるくらいです。入会頂ければ直ぐに古墳探訪にも参加できます。
当会のコンセプトにご賛同頂ける方は誰でも大歓迎です。
一度、教室に見学に来られませんか?是非、教室でお会いしましょう!