2023年展覧会案内

2023年展覧会案内

明治大学博物館 2023年展覧会案内(予定) 
会場:特別展示室(アカデミーコモンB1階)

収蔵庫のとっておき—知られざる逸品の数々—

ミニチュア土器(岩手県雨滝遺跡・縄文時代)

会期:2023年1月28日(土)~3月11日(土) 入場無料
主催:明治大学博物館

明治大学博物館では、43万点もの学術資料を収蔵しています。しかし、そのうち常時展示室で公開されているのはわずか2,000点にすぎないのです。本展では、出番を待っている資料のうち、当館の広報誌『ミュージアムアイズ』の人気コーナー「収蔵室から」で紹介された、雨滝遺跡の精巧なミニチュア土器(考古部門)や赤物玩具(商品部門)をはじめとする注目の逸品や、刑事部門が豊富に収蔵するさまざまな古文書を紹介します。

山岳部から極点へ—植村直己・登山と冒険の足跡—

外国放浪の旅に出た時のパスポートと英単語帳(1964年)

会期:2023年3月24日(金)~5月15日(月) 入場無料
主催:
公益財団法人植村記念財団 共催:明治大学体育会山岳部
世界初の五大陸最高峰登頂や北極点単独到達を果たした冒険家・植村直己にとって、明治大学入学とともに山岳部に入ったことが冒険の始まりでした。それまで登山の経験はありませんでしたが、山岳部で自らを厳しく鍛え、卒業すると海外の山々をめざして日本を飛び出しました。以降、数々の記録を重ねていきますが、極限の自然の中で可能性に挑戦した行動は、時代を超えて私たちに大きな刺激を与えてくれます。原点である山岳部の活動とその後の冒険をご紹介します。

東国の古墳文化の実像を求めて-大塚初重と明大考古学-

茨城県舟塚古墳の石室

会期:2023年5月27日(土)~8月7日(月) 入場無料
主催:明治大学博物館 共催:文学部史学地理学科考古学専攻
明治大学考古学博物館の初代館長を務めた故大塚初重名誉教授は、太平洋戦争から復員の後、発掘によって歴史を明らかにする考古学の存在に衝撃を受け、静岡県登呂遺跡の調査への参加を皮切りに、1950年に創設された考古学専攻と歩みをともにする形で日本各地の遺跡の発掘調査とその研究に携わりました。その中でも、長野県大室古墳群、茨城県虎塚古墳をはじめとする東日本の古墳文化を研究の中心に据え、実像を明らかにしてきたのです。
本展では、大塚先生が手がけた発掘調査による数々の出土品・調査記録とその関連資料から、その研究と市民への考古学の普及に対する情熱と足跡を振り返ります。

メディアにのった資料たち—知っている資料を見つけよう!—

「地方測量之図」(葛飾北斎・江戸後期)

会期:2023年8月28日(月)~10月14日(土) 入場無料
主催:明治大学博物館
当館の収蔵資料は、教科書や雑誌に頻繁に掲載されており、2021年度の掲載申請数は460件に上ります。代表的なものが群馬県岩宿遺跡で発掘された「局部磨製石斧」、江戸時代の測量の様子を描いた「地方測量之図」などで、教科書にも掲載されることが多い資料です。この展示では、これらの重要資料の数々を一堂に展示します。展示品の中には、見たことがある!知っている!という資料があるかも…。是非そんな資料を見つけてください。

明治大学シェイクスピアプロジェクト20年の軌跡

2022年公演『二人の貴公子』から

会期:2023年10月20日(金)~12月9日(土) 入場無料
主催:明治大学シェイクスピアプロジェクト
明治大学シェイクスピアプロジェクト(MSP)は2004年に第1回公演『ヴェニスの商人』を上演してから2023年の『ハムレット』で、20回の公演を迎えます。この間、MSPは毎回3,000人を超えるお客様にお越しいただき、多くの演劇人を輩出するなど、学外、演劇界でも注目を集めるプロジェクトへと成長してきました。今回の展示では、公演で実際に使われた衣裳・小道具や関係者の証言とともに、MSPの20年間の軌跡をたどっていきます。
展覧会のタイトル・会期等は、都合により若干変更する場合があります。