明治大学博物館

特別展『URUSHI!—漆 Part1 多彩な漆利用 栽培から漆芸まで』開催のお知らせ

開催期間:2012年03月17日~2012年04月16日
明治大学 博物館事務室

漆の林漆の林

漆木の栽培から漆芸材料としての活用まで…。漆のすべてを解き明かします。漆掻きとその道具。漆染色、漆蜂蜜、漆コーヒー、漆炭、漆板・箱、床磨き、ワックス、漆酒など多彩な漆利用の可能性をご紹介。もちろん、漆器の製造工程や金蒔絵、螺鈿、堆錦、変り塗といった加飾技法についても素材や半製品などを提示して詳しく紹介します。

主 催:明治大学バイオ資源化学研究所 明治大学博物館
会 期:3月17日(金)~4月16日(月)
会 場:明治大学博物館特別展示室
入場無料・会期中無休

【展示構成】
1.生漆—ウルシの樹液採取
 漆の木の栽培から漆液の採取方法、漆掻き道具、漆液の精製までを紹介します。
2.堅実—木地づくりと下地
 漆が耐久性を向上させるための素材であることを、下地工程の提示によって紹介します。
3.華麗—髹漆とさまざまな加飾
 漆による器物のコーティング、加飾など、塗料・接着剤としての性格を紹介します。
4.資源—漆木のさまざまな利用
 漆液の採取のみならず、蜂蜜や染料の採取など様々な漆木利用の可能性を探ります。

【関連事業】
公開講座と列品解説
漆の特性を生かした技法~「変り塗」の技術

「“変り塗”は江戸時代の刀の鞘塗りが基礎となり、多くの職人達が自らのオリジナリティを競い合ったことから発展したと言われています。漆を精製し、様々な素材を漆に入れ、漆の粘度を調整することで多くのパターンが生み出されました。また、思いもつかないような意外な素材を蒔き付け、そこから生まれる模様も当時の職人の発想の豊かさを感じるものです。」漆の素材特性や性質をまじえながら、この“変り塗”の不思議を解説いただきます。

講 師:小林伸好氏(東北芸術工科大学美術科工芸/漆芸教授) 
日 時:2012年3月31日(土)13:00~15:00(12:30開場)
会 場:博物館教室及び特別展示室(明治大学アカデミーコモンB1F)
定 員:40名
受講料:無料
※事前にお申し込みいただいた方には,先着順で席を確保いたします

下記問合先まで電話・ファクシミリ・ハガキにてお申し込みください
ファクシミリ・ハガキにはお名前,「3/31講座受講希望」の旨,ご連絡先をお書き下さい

明治大学博物館
〒101-8301 東京都千代田区神田駿河台1-1
3/31漆講座担当 宛
電話03-3296-4448 ファクシミリ03-3296-4365

※受講のお申込に際しご提供いただいた個人情報は、適切な方法で管理し、受講者の同意なしに第三者への開示・提供はいたしません。