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明治大学博物館

2012年度寄贈資料:刑事01「木津屋平左衛門家客船覚帳(16点)」

2012年06月01日
明治大学 博物館事務室

 石見国温泉津(ゆのつ)湊(現島根県大田市)は、石見銀山からの積出港として発展し、江戸期には日本海の物流を担った北前船の中継港として繁栄した。この史料群は廻船問屋木津屋が諸国から入津した船の記録をまとめたものである。記載された地名は遠く蝦夷地の松前から瀬戸内に及び、北陸地方からの来航が大半を占める。船の大きさや舟印などの記載があり、海運史研究にとって大変貴重な史料である。