明治大学博物館

【連携事業】信州黒曜石フォーラム2012開催のお知らせ

開催期間:2012年12月02日~2012年12月02日
明治大学 博物館事務室

信州黒曜石フォーラム2012
—黒曜石研究は考古学に何をもたらすのか—

主 催:信州黒曜石フォーラム実行委員会(委員長:小野昭[明治大学黒耀石研究センター],岡谷市教育委員会,諏訪市教育委員会,茅野市教育委員会,佐久穂町教育委員会,長和町教育委員会,下諏訪町教育委員会,長野県教育委員会,長野県立歴史館,財団法人長野県文化振興事業団長野県埋蔵文化財センター,長野県考古学会,明治大学博物館)

日 程:2012年12月2日(日) 13:00~

会 場:諏訪市博物館 諏訪市中洲171-2(諏訪大社上社本宮そば) 電話0266-52-7080

参加費:1,000円(資料代込み)

申込み:フォーラムへの参加には,申し込みは不要です。当日,直接会場までお越しください。

問合せ:信州黒曜石フォーラム実行委員会事務局
〒386-0601小県郡長和町大門3670-8 明治大学黒耀石研究センター内
TEL0268-41-8815

開 催 趣 旨
 本フォーラムは,長野県及び関連市町村が推進してきた黒曜石原産地と遺跡の調査・研究並びに保存・活用の実績を踏まえ,信州霧ヶ峰・八ヶ岳の黒曜石原産地と周辺の地域における石器時代の黒曜石利用を様々な学問領域から包括的に議論することを通して,黒曜石の生成と原産地の成り立ち,黒曜石利用を巡る人とモノの動き,黒曜石から見た石器時代史と社会の復元などのテーマに取り組みます。近い将来には,信州産黒曜石がもたらされた遠隔地をフィールドとする研究者や北海道,九州各地の黒曜石研究者とも連携し,石器時代とその研究における黒曜石の重要性をアピールします。本フォーラムでは,より広域にわたる黒曜石原産地と周辺遺跡群の保存・活用に資する様々な提言も行います。本フォーラムは,市民と研究者に開かれた自由な議論の場として機能します。
 黒曜石は現在、考古学の中でも重要な研究対象として位置付けられています。信州黒曜石フォーラム2012「黒曜石研究は考古学に何をもたらすのか」は,理化学的な分析も含めた黒曜石の研究が,考古学、そして人類の歴史の復元のためにどのような貢献が可能であるのかを問い直します。黒曜石をめぐる現在までの研究の到達点を確認するとともに、黒曜石を研究対象とすることのメリットや黒曜石という研究対象自体の重要性を明らかにし、今後の黒曜石をめぐる研究の可能性や、さらにそこから導かれる考古学研究の方向性を探ることを目的とします。

プログラム

司 会:橋詰 潤(実行委員会事務局,明治大学黒耀石研究センター)
 13:00 開 会
 13:10-13:40 「理化学的分析対象としての黒曜石」 隅田祥光(明治大学黒耀石研究センター)
 13:40-14:10 「黒曜石製石器における剥離技術研究」 高倉 純(北海道大学埋蔵文化財調査室)
 14:10-14:40 「黒曜石の表面観察から石器の一生を探る」 岩瀬 彬(日本学術振興会特別研究員、明治大学黒耀石研究センター)
 14:40-15:10 「機能研究における黒耀石の特性」 村田弘之(長和町教育委員会)
 15:10-15:40 「教育教材としての黒耀石とその意義」 大竹幸恵(長和町教育委員会)
 15:40-15:50 ≪休憩≫
 15:50-17:00 討論 ≪司会:島田和高(明治大学博物館)≫
 閉 会

※以前お知らせしたプログラムと開始時間、発表者などに変更がありますので
ご注意ください。


【参考:会場までのアクセス】
[自動車をご利用の場合]:・中央高速諏訪ICより約5分

[公共交通機関をご利用の場合]:・JR上諏訪駅よりバス約30分~40分(上諏訪駅からは「かりんちゃんバス」の“市内循環内回り線・外回り線”と“すわっこランド・上社有賀線”がご利用になれます。)

※飲食は会場となります「学習室」と自動販売機が設置してある「ティールーム」の二ヶ所にて可能です。ただし、ゴミは各自でお持ち帰りいただけますようお願いいたします。また、会場の近くには諏訪大社上社周辺に飲食可能な施設,商店がございます。
※※博物館の展示をご覧になられる際には別途入館料が必要となります。