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明治大学博物館

公開特別講義「伝統的工芸品の経営とマーケティングVol.8 備前焼の歴史・産地形成と最新動向—伝統陶器産地における市場動向と商品開発の変容—」(2013年12月4日)を開催しました

2014年04月14日
明治大学 博物館事務室

 大学院商学研究科・商学部と連携し、「商品学特論B」「商業経営論B」「市場調査論B」「商品学B」の拡大版として、他専攻科・学部の院生・学生や一般の方々に門戸を開いた特別講義を開催しました。
 備前焼は12世紀以来の歴史を持つ、釉薬を用いないざっくりとした土味を生かした焼締陶器です。後に人間国宝となる金重陶陽らが桃山時代の茶陶を復元して人気が高まり、高度成長の進展とともに大きく躍進し、合わせて5人の人間国宝を輩出するなど「備前」のブランドが確立します。一方、成長が急であったことから流通機構が発達しなかった点、東京圏と関西圏での市場対応の違い、工業デザイナーと連携した企画商品の国際家具見本市への出展といった近年の販売促進策など、印象に残るお話を伺うことができました。
 詳しくは『明治大学博物館研究報告』19号に収録した抄録をご覧ください。