博物館特別展示室において、明治大学史資料センター、専修大学大学史資料課、中央大学大学史編纂課、日本大学大学史編纂課共催による標記企画展を開催しました。
この4校は私立法律学校としての源流を持ち、明治期から神田の地にキャンパスを構えていました。今回の展示では4校に共通する「神田」「法律」をキーワードに、それぞれの大学アーカイヴズ所蔵資料から厳選した約150点の資料を展示し、神田で学び、生活した学生・教員たちや個性ある創立者たちとキャンパスの紹介を行いました。
また本展示では私立法律学校を二分する大論争となった「法典論争」を大きなトピックスとして取り上げました。当時描かれた法典論争の風刺画を大きく引き伸ばしてディスプレイし、それを取り囲むように法典論争関係者の切迫したやりとりが記された手紙などの貴重資料を配置しました。2月1日に開催したギャラリートークに参加した来館者は展示された資料に熱心に見入っていました。