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明治大学博物館

リバティアカデミー講座 第53回明治大学博物館公開講座「考古学ゼミナール」 大英博物館所蔵 ガウランド・コレクションの研究を開講しました

2014年04月16日
明治大学 博物館事務室

 ロンドン・大英博物館の日本展示室には、銅鐸や馬具等の考古資料が陳列されています。それらは、明治期にお雇い外国人として来日し各地の古墳を精力的に調査したWillium Gowlandが収集したコレクションであり、当時の古墳を撮影した写真とあわせ、古墳研究の嚆矢として高く評価されています。近年では、一瀬和夫氏(京都橘大学)や明治大学、大英博物館、セインズベリー日本文化研究所等によるコレクションの全容解明を目的とした日英共同調査が実施されています。今回の講座では、菱田哲郎氏(京都府立大学)「ガウランド・コレクションと須恵器研究」、後藤和雄氏(元朝日新聞編集委員)「ガウランドが撮影した写真資料」、富山直人氏(神戸市教育委員会)「ガウランドと黎明期の日本考古学者たち」、忽那敬三(明治大学博物館)「ドキュメント資料からさぐるガウランドの調査と研究」、一瀬和夫氏「ガウランドの古墳調査-鹿谷古墳群・見瀬丸山古墳・芝山古墳」という遺物や研究史、写真、手紙類、古墳調査といった様々な視点から、コレクションの全貌と実像に迫りました。2014年秋には、関連企画展とシンポジウムを開催します。