2014年度明治大学博物館特別展
藩領と江戸藩邸 ~内藤家文書の描く 磐城平・延岡・江戸~
七万石の譜代大名内藤家は、磐城平(延享4・1747年まで)、延岡(延享4年以降)を所領としましたが、内藤藩の活動は国元で完結した訳ではありません。江戸屋敷や大坂屋敷、飛地なども内藤藩を構成する重要な要素でした。本展示会では、磐城平、延岡、江戸という三カ所に存在した内藤藩の城や屋敷を定点として、それぞれの地における内藤藩の姿や江戸と国元における人・もの・情報のやりとりを描きます。くわえて、各時代、各領地をつないだ内藤家文書のあり様や、廃藩置県後の内藤家文書の行方などにも迫ります。
■会 期:2014年10月11日(土)~12月11日(木)
■会 場:明治大学博物館特別展示室
■開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで) 会期中無休
■主 催:明治大学博物館
■後 援:いわき市教育委員会、延岡市教育委員会
■入 場 料:300円
(明治大学生・同教職員、明治大学博物館友の会会員、リバティアカデミー会員、明大カード会員、高校生以下の児童・生徒と引率教諭、愛の手帖・身体障害者手帳所持者は無料)
【展示構成】
I、江戸藩邸
大型絵図や江戸の切り絵図で内藤藩の虎之門屋敷、六本木屋敷、渋谷屋敷の様子を確認したら、江戸藩邸で過ごした藩主や武士達の生活を覗いてみましょう。
II、磐城平領
10メートルを越える「磐城七浜捕鯨絵巻 浜の巻」(いわき市蔵)が、磐城平領の海岸線とそこで暮らす人々の姿を圧倒的なスケールで描き出します。
III、延岡領
幕末の参勤交代制の揺らぎによって江戸と延岡を旅する事になった藩主内藤政挙の祖母充真院。充真院の旅の行程を、彼女が書き残した絵入旅日記と海上の図で紹介します。
IV、藩の終わりと文書
藩の終わりにより江戸藩邸、延岡城は、そして文書は、どうなってしまったのでしょうか。江戸から明治への移行期、藩邸・城・文書の行方を追います。
チラシ(pdf)
<関連イベント>
リバティアカデミー特別企画講座
博物館特別展関連講座「藩領と江戸藩邸」
日程 |
内容 |
講師 |
10月25日(土) 13:00~14:30
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「絵文字の殿様-柳川藩5代藩主立花貞俶(さだよし)と江戸・柳川-」 |
柳川古文書館学芸員 白石直樹 |
11月8日(土) 13:00~14:30 |
「展示絵解~藩領と江戸藩邸~」 |
明治大学博物館学芸員 日比佳代子 |
11月22日(土) 13:00~14:30 |
「地域文化財の保全・活用について-福島県歴史資料館での活動を中心に-」 |
福島県歴史資料館学芸員 小野孝太郎 |
会場:駿河台キャンパス
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