◆主旨:明治大学考古学専攻は設立65周年を迎えましたが、創設時の初代教授は東京帝室博物館鑑査官を務め、戦前から戦後の古墳研究を牽引した後藤守一氏でした。後藤氏は群馬県赤堀茶臼山古墳などの報告書を手掛け、古墳の編年研究や出土遺物の研究に力を注ぎました。また、明治大学では能満寺古墳、三昧塚古墳の調査を行い、関東の古墳研究の道筋を定めました。後を引き継いだ大塚初重氏や小林三郎氏による信濃大室古墳群や虎塚古墳など重要な調査の数々によって、明治大学は東日本の出現期から終末期に至る東国の古墳時代像を明らかにしてきたのです。今回の講座では、現在の常陸を中心とした調査・研究の成果とあわせ、明治大学の古墳研究の歩みと現在を紹介します。
◆実施曜日:金曜日
◆時間:18:00-20:00
◆受講生定員:100名
◆会場:明治大学駿河台キャンパス
◆受講料:5,000円
◆講義回数:4回
第1講 10/02 |
後藤守一と明治大学の古墳研究の始まり
大塚初重(明治大学名誉教授)
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第2講 10/9 |
東国の古墳時代像の追究
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第3講 10/16 |
虎塚古墳の発掘調査と壁画の保存
矢島國雄(明治大学文学部教授)
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第4講 10/23 |
大室古墳群の発掘と常陸の古墳研究—近年の調査を中心に—
佐々木憲一(明治大学文学部教授)
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お問い合わせ:
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TEL:03-3296-4423 FAX:03-3296-4542