昨年度から延期になっておりました明治大学リバティアカデミー第66回明治大学博物館公開講座 考古学ゼミナール「先史古代の海洋民を考える」につきまして、当初は対面での開講を予定しておりましたが、昨今の状況を鑑み、オンラインで開講することになりました。
Zoomでのオンライン開講となります。みなさまふるってご受講ください。
《講座概要》
期間:2021年6月4日~6月25日 毎週金曜日 全4回
時間:18:00-20:00 受講料:5,500円
コーディネータ:忽那敬三・島田和高(明治大学博物館学芸員)
講師 池谷 信之 (明治大学黒耀石研究センター特任教授)
杉山 浩平 (東京大学大学院 総合文化研究科 特任研究員)
西川 修一 (神奈川県立旭高等学校教諭)
冨加見 泰彦 (岡山理科大学・大阪経済大学非常勤講師)
《講義概要》
1 6月4日
旧石器・縄文時代の人と海 現生人類の列島への到達、黒曜石などの長距離移動が示す先史時代の渡航能力、その航海を支えた舟について検討します。(池谷)
2 6月11日
弥生時代の海人集団とは 洞穴遺跡や貝輪・黒曜石の交易など三浦半島や島嶼部の遺跡から海にかかわる集団の姿を復元します。(杉山)
3 6月18日
海浜型墳墓と首長を支えた集団 海浜部に築かれた大型の古墳や豊富な副葬品を持つ墓の主と首長を支えた集団の実像とは。(西川)
4 6月25日
紀伊の海人集団と古代豪族・紀氏 遺跡や古墳から復元される紀伊の海人集団の様相と、日本書紀にも登場する豪族・紀氏との関係を考えます。(冨加見)
《講座趣旨》
日本列島は海に囲まれた島国であり、そこに住む人々は先史時代から海と深いかかわりを持って生活を営んできました。漁や製塩、貝製装身具など豊かな海の資源を利用してきたほか、大陸から海を渡り、列島に定着した人々によって黒曜石や稲作、金属器などさまざまなモノや文化が海を介して行き交いました。そうした動きの担い手となった海での活動を生業とした人々である「海洋民」の具体的な姿について、近年、考古学の視点から様々な研究のアプロ—チが行われています。今回の講座では、最新研究によって明らかになってきた旧石器時代から古墳時代までの日本列島における海洋民の実像に迫ります。
詳しくは、リバティアカデミーホームページをご覧ください。
【リアルタイム】先史・古代の海洋民を考える | 忽那 敬三 | 明治大学リバティアカデミー (meiji.jp)