明治大学博物館

企画展 こ・と・わ・ざ — 風刺とユーモア 開催のお知らせ

開催期間:2022年05月21日~2022年06月25日
明治大学 博物館事務室

こ・と・わ・ざ — 風刺とユーモア

ことわざには教訓としての性格を持つものが多く、欲望や倫理観の欠如による人の失敗や世の中の矛盾する状況に対する戒めの意味があり、そこからは人間の“業”とでも言うべきものを読み取れます。短い字数ながら普遍的で奥深い批評であり、江戸時代から大正期頃までには図像と文字の組み合わせによる絵画や印刷物が数多く製作されています。そうした市井の人々の間で流布した批評の精神を拾い上げてゆきます。 
会  期 2022年5月21日(土)~6月25日(土) 
会  場 明治大学博物館 特別展示室
開館時間
月曜~金曜 10:00~17:00
土曜日 10:00~12:30
休館日:日曜・祝日
料  金 無料
 

【ことわざ 風刺とユーモア】 ことわざ研究の第一人者である時田昌瑞氏より寄贈された、ことわざにまつわる作品の中から絵画と印刷物を紹介。【ことわざ 風刺とユーモア】 ことわざ研究の第一人者である時田昌瑞氏より寄贈された、ことわざにまつわる作品の中から絵画と印刷物を紹介。

【ことわざの流布】 哲学的な含意を持つことわざは文化人によってしばしば絵画のモチーフに採用された。江戸後期になると一枚刷りの絵入りことわざ集やことわざカルタが量産され、庶民の間にも広く流布することになった。【ことわざの流布】 哲学的な含意を持つことわざは文化人によってしばしば絵画のモチーフに採用された。江戸後期になると一枚刷りの絵入りことわざ集やことわざカルタが量産され、庶民の間にも広く流布することになった。

【ことわざによる論評】 芸能人に対する評価、政治情勢や混迷する世相に関することわざによる評論集が流行し、権威・権力者の行為を直接的に風刺・批評することが憚られる際、婉曲な表現としてことわざは有用だった。【ことわざによる論評】 芸能人に対する評価、政治情勢や混迷する世相に関することわざによる評論集が流行し、権威・権力者の行為を直接的に風刺・批評することが憚られる際、婉曲な表現としてことわざは有用だった。

【業(カルマ)を映すことわざ】 物欲、色欲、名誉欲にとらわれて失敗をおかす人間の姿をことわざと図像の組み合わせにより表現した作品を紹介。【業(カルマ)を映すことわざ】 物欲、色欲、名誉欲にとらわれて失敗をおかす人間の姿をことわざと図像の組み合わせにより表現した作品を紹介。

【鬼の空念仏】 大津(滋賀県)近辺の街道筋で土産物として売られていた大津絵の画材として知られる鬼の作品を紹介。【鬼の空念仏】 大津(滋賀県)近辺の街道筋で土産物として売られていた大津絵の画材として知られる鬼の作品を紹介。

【伊東忠太の風刺画】 伊東忠太(建築家・建築史学者・東京帝国大学名誉教授)による国内外の社会情勢を題材とした風刺画の紹介。【伊東忠太の風刺画】 伊東忠太(建築家・建築史学者・東京帝国大学名誉教授)による国内外の社会情勢を題材とした風刺画の紹介。

【絵葉書世界】 社会の不義不正を風刺・告発することを主旨とする雑誌「滑稽新聞」の増刊号として発行された「絵葉書世界」の紹介。【絵葉書世界】 社会の不義不正を風刺・告発することを主旨とする雑誌「滑稽新聞」の増刊号として発行された「絵葉書世界」の紹介。

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明治大学博物館

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