【ことわざ 風刺とユーモア】 ことわざ研究の第一人者である時田昌瑞氏より寄贈された、ことわざにまつわる作品の中から絵画と印刷物を紹介。
【ことわざの流布】 哲学的な含意を持つことわざは文化人によってしばしば絵画のモチーフに採用された。江戸後期になると一枚刷りの絵入りことわざ集やことわざカルタが量産され、庶民の間にも広く流布することになった。
【ことわざによる論評】 芸能人に対する評価、政治情勢や混迷する世相に関することわざによる評論集が流行し、権威・権力者の行為を直接的に風刺・批評することが憚られる際、婉曲な表現としてことわざは有用だった。
【業(カルマ)を映すことわざ】 物欲、色欲、名誉欲にとらわれて失敗をおかす人間の姿をことわざと図像の組み合わせにより表現した作品を紹介。
【鬼の空念仏】 大津(滋賀県)近辺の街道筋で土産物として売られていた大津絵の画材として知られる鬼の作品を紹介。
【伊東忠太の風刺画】 伊東忠太(建築家・建築史学者・東京帝国大学名誉教授)による国内外の社会情勢を題材とした風刺画の紹介。
【絵葉書世界】 社会の不義不正を風刺・告発することを主旨とする雑誌「滑稽新聞」の増刊号として発行された「絵葉書世界」の紹介。