商品部門コラム展「紺絣」開催のお知らせ
絣織(かすりおり)は広く世界に分布する染織技法ですが、かつて日常衣料生地として隆盛した日本の紺絣は、海外にほとんど類例のない経緯絣という技法と藍染めの組み合わせで、日本工芸の象徴的存在の一つに数えられます。
当館では1961~64年にかけて手織り・正藍染による伊予絣の着尺地(反物)を収集しています。木綿絣産業は20世紀初頭における動力織機・化学染料の導入によって飛躍的に生産量を増してゆきますが、並行してなお伝統技法による製品が高級品として存続していたことがわかります。
1970年代以降、農作業着や日常衣料の需要減少にともない、絣織産業は急速な衰退をよぎなくされます。量産品は廃れ、むしろ伝統技法によるものこそが存続している実情を紹介します。
会期 |
2024年7月2日(火)~8月26日(月) |
会場 |
明治大学博物館 常設展示室 商品部門内 |
開館時間 |
平日 10時00分~17時00分(入館は16時30分まで)
土曜日 10時00分~16時00分(入館は15時30分まで)
休館日 日曜・祝日、8月1日~9月19日の土曜日
夏季休業(8月10日~16日)
※7月15日(月・祝)は休日授業実施日のため開館
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料金 |
無料 |