縄文時代の遺跡からは、まつり(祭祀)に使われたと考えられるさまざまなものが出土します。人の形をした土偶がよく知られていますが、それ以外にも男性器を表わしていると言われる石棒、イノシシやクマの姿をした土製品、複雑な文様を石の板に描いた岩版など様々です。また、モノだけではなく日時計のような形をした環状列石も作られます。これらは、どのような地域に分布し、どのようなまつりで使われたと考えられるのでしょうか。それぞれの分布や用途の推測をおこなうとともに明治大学が調査に関わった秋田県大湯遺跡(世界遺産)、岩手県雨滝遺跡の例などをもとに、縄文時代の人々のまつりの実像と「こころ」の世界に迫ります。
開催形態:対面とオンラインのハイブリッド
定員:対面60名、オンライン90名
受講料:11,000円
申し込み締め切り日:10月7日
開講曜日:金曜日
開講時間:13:30~15:00
講座企画者:忽那敬三(明治大学博物館学芸員)・阿部芳郎(明治大学文学部教授)
第1講 10/17 「環状列石(ストーンサークル)と縄文時代人の精神世界を探る」 吉川 耕太郎(秋田県教育庁文化財保護室チームリーダー)
第2講 10/31 「石棒のまつり」鈴木 素行(常陸大宮市史編さん委員会考古部会長)
第3講 11/7 「動物形土製品の世界」宮内 慶介(飯能市教育委員会生涯学習課主査)
第4講 11/21 「土版と岩版が意味するもの」 吉岡 卓真(さいたま市教育委員会 文化財保護課 埋蔵文化財係 係長)
第5講 12/5 「岩手県雨滝遺跡に見る縄文時代のまつりの姿」八木 勝枝((公財)岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センター主任文化財専門員)
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・対面
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明治大学リバティアカデミー事務局
TEL:03-3296-4423
FAX:03-3296-4542
メール:academy@mics.meiji.ac.jp