Go Forward
『デジタル社会の多様性と創造性——ジェンダー・メディア・アート・ファッション』
田中 洋美,高馬 京子,高峰 修 編
四六判・上製・274ページ・定価3,080円(本体2,800円+税10%)
ISBN 978-4-906811-33-5
2023年2月刊行
ジェンダー,メディア,アート,ファッションという観点から浮かび上がってくる現代社会とは?
学術・アート・ファッションといった様々な分野で活動する専門家らが今世紀の新展開を見据え,現代社会の多様性と創造性を論じる。明治大学情報コミュニケーション学部ジェンダーセンターの運営委員として携わってきた編者たち等が中心となり, 学内外の研究者と共同で行った研究成果。
序文 牛尾 奈緒美
第1部 今世紀転換期のジェンダー研究
第1章 日本におけるジェンダー研究の新展開——非正規化と多様化の中で 江原 由美子
第2章 フェミニズムにおける過程的インターセクショナリティと闘争——ドイツと日本の比較 イルゼ ・レンツ [訳者:加藤 穂香]
第3章 歴史学におけるジェンダー研究の展開——アメリカ史の場合 兼子 歩
第4章 スポーツ・ジェンダー学における新展開 來田 享子
第5章 日本における性的マイノリティ受容の陥穽 風間 孝
第6章 セクシュアル・ハラスメント研究のこれまでとこれから 高峰 修
第2部 デジタル社会における多様性とメディア,アート,ファッション
第1章 メディア論と芸術の変容 大黒 岳彦
第2章 メディアアートの過去・現在・未来——キュレーターの軌跡から 四方 幸子
第3章 デジタルテクノロジーとジェンダー——ソーシャルメディア,データ,人工知能をめぐる権力論に向けて 田中 洋美
第4章 デジタル社会におけるファッションメディアとジェンダー表象 高馬 京子
第5章 社会現象としてのファッション——デジタル化により加速する記号化 小石 祐介
対談1 生命・身体・社会へ——境界を問うアートの新地平 森永 邦彦/シャルロッテ・クロレッケ/岩崎 秀雄/シュー・リー・チェン/四方 幸子
対談2 日常,アイデンティティ,メディア——境界を問うファッションの新地平 アニエス・ロカモラ/小石 祐介/門傳 昌章/高馬 京子
明治大学情報コミュニケーション学部ジェンダーセンター沿革・活動記録作成:石田 沙織