研究・知財戦略機構 学内フォーマット集
FSHβ鎖遺伝子発現を制御する新規ホメオティック因子群の機能解明
研究課題名 | FSHβ鎖遺伝子発現を制御する新規ホメオティック因子群の機能解明 | ||
研究所名 | 科学技術研究所 | ||
研究種別 | 重点研究 | ||
研究概要 | (本年度の研究実施計画) 1)遺伝子特異的因子,転写因子の機能の解明 17年度の研究を引き続き遂行する。17年度に得た遺伝子特異的因子や転写因子について,下垂体株化細胞を利用して,ホルモン遺伝子の転写活性化能を測定する。まず,発現レベルの測定に用いる検索ベクターとして,分泌型アルカリフォスファターゼ遺伝子をレポーターとしてその上流に遺伝子の制御領域断片や制御配列を組み込んだベクターを作成する。次に,特異的結合因子のcDNAを動物細胞系の発現ベクターに組み込む。2種類のベクターを下垂体の株化細胞,あるいはCOSやCHO細胞に導入し,特異的結合因子や転写因子によって発現し細胞外液に分泌されるレポーター遺伝子産物であるアルカリフォスファターゼの活性を測定し,転写活性化能を定量する。 2)新規転写因子のクローニング タンパク質間相互作用による解析法を適用し,本研究で得られる因子を用いて,さらに新しい転写因子のクローニングを試みる。 3)転写因子の標的遺伝子の解析 昨年度作成した転写因子の抗体によるpassive immuizationや,発現ベクターに組み込んで動物細胞内で転写因子を過剰発現させて,細胞や組織がどのように変化するかを調べる。in situ hybridizationを導入して,本課題で得られる因子の系統発生学的な発現過程を解析する。ホルモン遺伝子の個体発生過程における発現パターンと,組織化学などの実験結果と比較対応させて,どの様な因子がホルモン遺伝子の発現に関連しているかを解明する。 4)転写因子の特性評価 転写因子の結合特性をランダムオリゴマーを用いて評価し,既にクローン化した因子の結合配列との関係を明らかにする。 |
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研究者 | 所属 | 職 | 氏名 |
農学部 | 教授 | 加藤幸雄 | |
研究期間 | 2004.4~2008.3 | ||
リンク |